問題 (浦和明の星女子中学 2008年 入試問題 理科)
難易度★★
次の文章を読んで、問に答えなさい。
A市に住んでいる明子さんは、ある日曜日の昼ごろ、家が
ゆれるのを感じました。ゆれ始めた時刻は12時25分20秒
でした。気のせいかと思っていましたが、しばらくすると、ゆれが
はげしくなり、棚の上の置物がカタカタと音をたててゆれましたが
落ちることはありませんでした。ゆれがはげしくなったのは、
12時25分48秒でした。
その後、B市に住む友人から電話があり、「B市では、はげしい
ゆれがあり、本棚から本が落ちた。」とのことでした。
ニュースでは、地震が発生したことが放送され、震源地(地震の
発生したところ)は、C市沖(おき)、震源の深さは20km、地震の
規模はマグニチュード7とのことで、各地の震度も発表されました。
C市に近いD市では、家屋がたおれるなどの大きな被害(ひがい)
が出ました。
(1)マグニチュードと震度について、正しいものを全て選びなさい。
ア:マグニチュードと震度は同じ値で表される。
(マグニチュードが7のときは、震度も7)
イ:マグニチュードが7のときでも、震度はいろいろな値で表される。
ウ:震源から遠ざかるほど、マグニチュードの値は小さくなり、
震度は変わらない。
エ:震源からの距離(きょり)とマグニチュードの値は比例する。
オ:震源からの距離と震度の値は比例して大きくなる。
カ:1回の地震であれば、マグニチュードの値は1つである。
キ:1回の地震であれば、震度の値は1つである。
(2)B市、C市、D市で、小さいゆれが始まった時刻、大きい
ゆれが始まった時刻は、次のとおりでした。

また、震源からの距離は、B市が102km、C市が51km、D市が
48kmでした。A市の震源からの距離として、もっとも適当なものを
次の中から選びなさい。
ア:100km イ:150km ウ:200km エ:250km
オ:300km カ:350km
(3)地震の発生時刻は、だいたいどのくらいになりますか。
もっとも適当なものを次の中から選びなさい。
ア:12時23分35秒 イ:12時23分55秒
ウ:12時24分15秒 エ:12時24分35秒
オ:12時24分55秒 カ:12時25分15秒
(4)地球の表面は、いくつかの岩石の板でおおわれています。
それぞれは非常にゆっくり動いていて、その境目付近では地震が
多く発生すると考えられています。地球の表面をおおっている
この岩石の板のことを何といいますか。
(5)地震によって大地が大きく変化することがあります。次のうち
地震によって生じたと考えられるものはどれですか。適当なものを
すべて選びなさい。
ア:群馬県の鬼押し出し(おにおしだし)。1783年、岩石が流れて
できたところ。
イ:鹿児島県の桜島。1914年、島が半島と地続きになったところ。
ウ:三浦半島の海岸。1923年、海底がもり上がって陸地になった
ところ。
エ:北海道の昭和新山。1943年、地面がもり上がってできたところ。
オ:淡路島(あわじしま)の田んぼのあぜ道の一部。1995年、
水平方向や上下方向にずれたところ。
カ:尾瀬の湿原。2007年、日光国立公園から独立して尾瀬国立
公園になったところ。
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