問題 (清風南海中学 入試問題 2010年 算数)
難易度★★★
植物プランクトンA,動物プランクトンB,魚C の3種類の生物
には、次のような関係があります。A の数は、朝9時から昼12時
までの間に、朝9時の数の100倍に増えます。午後に、Bは1匹
あたり A を27匹食べます。27匹食べたB だけが残り、それらは
夜7時までに10倍に増えます。夜7時から翌朝9時までに、C は
1匹あたり 99匹のBを食べます。C の数は変化しないものと
します。これらの生物を用いて、次のような実験を行いました。
【実験1】
朝9時にAを10匹、Bを20匹水そうに入れて、その日の夜7時
までA,Bの観察を続ける。
【実験1の結果】
朝9時に10匹だったAは、10×100-27×20=460匹に
増えた。
朝9時に20匹だったBは、20×10=200匹に増えた。
【実験2】
朝9時にAを5匹、Bを20匹水そうに入れて、その日の夜7時
までA,Bの観察を続ける。
【実験2の結果】
朝9時に5匹だったAは、5×100=500匹に増えるが、Bの
エサとして必要な 27×20=540匹に足りないので、Aはすべて
Bに食べられた。
朝9時に20匹だったBは、500÷27=18あまり14 より、
27匹のA を食べたBは18匹で、これらが生き残り、その後
18×10=180匹に増えた。
【実験1】、【実験2】を参考にして、次の問に答えなさい。
(1)1日目の朝9時に、水そうにAを2匹、Bを3匹入れると、
3日目の朝9時に、A,Bの合計は何匹になっていますか。
(2)1日目の朝9時に、水そうにAを5匹、Bを18匹、Cを1匹
入れると、3日目の朝9時に、A,B,Cの合計は何匹に
なっていますか。
(3)毎朝9時におけるA,B,C の数がそれぞれ変化しないように
するには、1日目の朝9時にA,B,C をそれぞれ何匹ずつ
入れておけばよいですか。A,B,C の合計が最も少ない
場合を答えなさい。ただし、A,B,C はそれぞれ1匹以上
入れるものとします。
(4)A,B,C に加えて、水そうに次のような魚D を入れます。
魚D は夜7時から翌朝9時までに1匹あたり Aを99匹と
Bを66匹食べ、Dの数は変化しないものとします。毎朝9時
におけるA,B,C,D の数が変化しないようにするためには
1日目の朝9時にA,B,C,Dをそれぞれ何匹ずつ入れて
おけばよいですか。A,B,C,D の合計が最も少ない場合
を答えなさい。ただし、A,B,C,D はそれぞれ1匹以上
入れるものとします。
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