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2020年5月 9日 (土)

平面図形の面積 第103問 (愛光中学 受験問題 2018年(平成30年度) 算数)

問題 (愛光中学 受験問題 2018年 算数)
    難易度★★★☆

 0092  

上の図において、長方形ABCDと長方形AEFGの
面積は等しく、HはACとEFの交点です。三角形
AHFの面積が60c㎡ で、BE=10cm、BC
=9cm のとき、次の面積を求めなさい。

(1)三角形CHE の面積
(2)長方形ABCD の面積

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解答

(1)面積と長さが与えられているので、
長さや比だと思いこむと解けません。
 
この問題は、等積移動で考えます。
 
 
三角形AHFに三角形AHEを合体させると
三角形AEFとなり、長方形AEFGの半分の面積
となります。
 
次に、三角形AHEと台形EBCHで三角形ABC
で、三角形ABCもまた、長方形ABCDの半分の
面積なので、三角形AHFと台形EBCHの面積が
等しく、60c㎡ ということになります。
 

三角形CHEの面積は、台形EBCHから三角形
BCEの面積を除けばよいので、

 60-10×9÷2=15c㎡

と求められます。
 
 
 
(2)三角形AEHの面積がわかれば、長方形の
面積にたどり着くことができます。
 

(1)より、EHの長さが求められ、
   15×2÷10=3cm 
です。
 
下の図1のようにCDとEFの交点を I とすると

 0093
三角形AEHと三角形CIHは相似で、
EH=3cm、HI=6cm なので、相似比は1:2
とわかるので、AE=5cmです。
 
 
よって、長方形ABCDの面積は、

 9×15=135c㎡

と求められます。
 
 
 
 

 愛光中学の過去問題集は → こちら

 愛光中学の他の問題は → こちら

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