平面図形の長さ 第61問 (神戸女学院中学部 入試問題 2015年(平成27年度) 算数)
問題 (神戸女学院中学部 入試問題 2015年 算数)
難易度★★★★
上の図は、1辺12cm の正方形と半径12cmの円一部を
組み合わせたものです。次の問に答えなさい。
(1)図の色の付いた部分の周りの長さの和を求めなさい。
(2)図の色の付いた部分の面積の和を求めなさい。
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解答
(1)下の図1において、三角形ABD,三角形ACE は
3辺の長さが等しいので、正三角形です。
角CAD=角DAE=角EAB=30°とわかります。
よって、緑の扇形は、中心角30°、半径12cm です。
次に、下の図2のように、青い線の弧DE を作る
半径12cmの円の中心F があり、
三角形ADE と三角形FDE は、3辺の長さが等しくなるので、
合同です。よって、扇形FDE も中心角は30°です。
よって、求める長さは、弧DE の長さの8倍で、
12×2×3.14×30/360×8=50.24cm
です。
(2)下の図3の緑の部分の面積は、扇形ADE - 三角形ADE
として求めることができます。
三角形ADE の頂点D からAEに垂線を下ろし、交点を点G
とすると、三角形ADG は、角DAG=30°、角ADG=60°、
角AGD=90°の直角三角形になるので、AD=12cm より、
DG=6cm です。
よって、求める面積は、図3の緑の部分の面積×8なので、
(12×12×3.14×30/360-12×6÷2)×8
=(12×3.14-12×3)×8
=12×0.14×8=96×0.14
=13.44c㎡
です。
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