図形の移動 第57問 (雙葉中学 入試問題 2014年(平成26年度) 算数)
問題 (雙葉中学 入試問題 2014年 算数) 難易度★★★☆
長方形A,B,C が下の図のように一直線に並んでいます。
C だけが毎分5cmの速さで直線に沿ってA,Bの上を通り、
矢印の方向に動いていきます。このとき、次の問に答えなさい。
(1)C がA,Bと重なる面積が一番大きくなるのは、C が動き
始めてから何分何秒後ですか。また、そのときの面積は
何c㎡ ですか。
(2)C がA,Bと重なる面積が 480c㎡ となるのは、C が
動き始めてから何分何秒後と何分何秒後ですか。
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解答
(1)調べるのは、下の図1と図2のときの面積がどちらが
大きいのかです。
図1のときの重なった部分の面積は、
20×17.5+3×25=425c㎡
図2のときの重なった部分の面積は、
8×17.5+15×25=140+375=515c㎡
なので、図2のときが面積が最も大きくなり、
C が53cm移動したときなので、
53÷5=10.6分=10分36秒後
です。
(2)図1のとき、C は41cm移動しているので、
41÷5=8.2分後=8分12秒後
です。
図1から図2まで、10.6-8.2=2.4分 をかけて
面積が 425c㎡ から 515c㎡ に 90c㎡ 増えます。
480c㎡ になるには、480-425=55c㎡ 増えればよく、
図1の状態から
2.4×55/90=44/30分=1分28秒後
なので、
8分12秒+1分28秒=9分40秒後
に、重なっている部分の面積が 480c㎡ になります。
次に、下の図3の状態では、重なっている部分の面積は
375c㎡ です。
このとき、C は61cm移動しており、
61÷5=12.2分後=12分24秒後
の状態です。
図2から図3になるまでの間に、480c㎡ になるときがあります。
515-375=140c㎡ が 12.2-10.6=1.6分 で
減っていて、480c㎡ になるには、35c㎡ 減ればよいので、
1.6×35/140=0.4分
で減ります。
よって、2回目に480c㎡ になるのは、10.6+0.4=11分後
とわかります。
ゆえに、重なっている部分の面積が480c㎡ になるのは、
動きはじめてから、9分40秒後と11分後 です。
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