平面図形の角度 第90問 (開成中学 受験問題 2014年(平成26年度) 算数)
問題 (開成中学 受験問題 2014年 算数) 難易度★★★☆
上の図は、三角形ABC と半径が 9cmの円の一部と
半径が 3cmの円の一部を組み合わせた図形です。
PからQまでの曲線の長さは、QからRまでの曲線の
長さの5倍です。このとき、図の【あ】、【い】の角度、
色のついた部分の面積を求めなさい。
----------------------------------------------
----------------------------------------------
解答
PからQまでの曲線の長さは、9×2×3.14×あ/360
QからRまでの曲線の長さは、3×2×3.14×い/360
で、この比が 5 : 1 なので、
9×あ : 3×い = 5 : 1
ということで、内項の積=外項の積 より、
9×あ = 15×い
で、これを比に戻すと、
あ : い = 15 : 9 = 5 : 3 ・・・ 【★】
とわかります。
角A=20°より、角ABC+角ACB=180-20=160°です。
あ+い+160=180+180=360°
なので、
あ+い=200°
です。
【★】より、
あ=200÷(5+3)×5=125°
い=200÷(5+3)×3=75°
と求められ、灰色の部分の面積は
9×9×3.14×125/360+3×3×3.14×75/360
=(9×25/8 + 15/8)×3.14
= 30×3.14 = 94.2c㎡
です。
開成中学の他の問題は → こちら
| 固定リンク
« 規則性の問題 数の並び 第72問 (麻布中学 受験問題 2014年(平成26年度) 算数) | トップページ | 立体図形の表面積 第12問 (慶應義塾中等部 入試問題 2014年(平成26年度) 算数) »
コメント