平面図形の長さ 第44問 (高槻中学 受験問題 2014年(平成26年度) 算数)
問題 (高槻中学 受験問題 2014年 算数) 難易度★★★
下の図の四角形ABCD は、ADとBCが平行な台形です。
辺AB上に点E があり、四角形ABCD はCE によって
面積が二等分されます。また、辺BC上に点F があり、
四角形ABCD はDF によって面積が二等分されます。
さらに、辺CD上に点G があり、四角形ABCD は BG
によって面積が二等分されます。このとき、次の問に
答えなさい。
(1)AE の長さと BF の長さを求めなさい。
(2)EG の長さを求めなさい。
(3)三角形EFG の面積と四角形ABCD の面積の比を
最も簡単な整数の比で表しなさい。
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解答
(1)まず、下の図1のように三角形ABC と三角形ACD の
面積比が、【15】 : 【7】 ということがわかります。ということは、
四角形ABCD の面積は、【15】+【7】=【22】です。
次に、下の図2のように点E がAB上にあるとき、
CE が四角形ABCD の面積を二等分するので、
三角形BCE =【11】、三角形ACE = 【4】 となります。
よって、AE : BE = 4 : 11 とわかるので、
AE の長さ=12÷(4+11)×4=3.2cm
と求められます。
BF についても同様の手法で、下の図3のように
三角形ABD = 【7】、三角形BCE = 【15】
なので、DF の線を引くと、
三角形BDF = 【4】、三角形CDF = 【11】
となるので、
BF : CF = 4 : 11 とわかるので、BC=15cm より、
BF=4cm と求められます。
(2)G の位置は、(1)と同様の手法で、下の図4のように
DC を 4:11 に分ける場所とわかります。
下の図5のように、E,G はそれぞれAB,DC を 4 : 11 に
分ける点なので、EG はAD,BC と平行になります。
AD=7cm で、BC=15cm と、8cm長くなっています。
DからCへ、④+⑪=⑮ 進むと8cm 長くなるので、
DからGへ、④進むと、8÷15×4=32/15cm 長くなり、
EG=7+32/15=9と2/15cm
となります。
(3)三角形EFG は下の図6のようになっています。
三角形EFG は、等積変形によって、三角形BEG と同じ面積に
なり、下の図7のように
三角形BEG : 三角形BCG = 137/15 : 15 = 137 : 225
という面積比になります。ここで、BG は四角形ABCD の面積を
二等分しているので、三角形BCG の面積は、四角形ABCD の
半分です。
よって、
三角形EFGの面積 : 四角形ABCDの面積
= 137 : 225×2 = 137 : 450
となります。
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