数の性質 第82問 直方体で立方体を作る (吉祥女子中学 受験問題 2013年(平成25年度) 算数)
問題 (吉祥女子中学 受験問題 2013年 算数)
難易度★★★
たて3cm、横4cm、高さ8cmの直方体の積み木が 5000個
あります。この積み木をすき間なく同じ向きに積み重ねて
立方体を作ります。ただし、使わない積み木があってもよい
ものとします。このとき、次の問に答えなさい。
(1)最も小さい立方体を作ると、その立方体の1辺の長さは
何cm になりますか。また、積み木は何個必要ですか。
(2)最も大きい立方体を作ると、その立方体の1辺の長さは
何cm になりますか。また、積み木は何個必要ですか。
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解答
(1)3cm、4cm、8cm の最小公倍数は 24cm なので、
最も小さい立方体の1辺の長さは、24cm です。
このとき、たてに、24÷3=8個、横に、24÷4=6個、
高さに、24÷8=3個 の直方体が並んでいるので、
必要な積み木の個数は、
8×6×3=144個
です。
(2)一番小さい立方体の次に小さい立方体は、下の図のように
一番小さい立方体を 2×2×2=8個 並べたものです。
その次に小さい立方体は、3×3×3=27個、
その次に小さい立方体は、4×4×4=64個、
一番小さい立方体を並べたものです。
5000÷144=34あまり104 なので、
作ることができる最も大きい立方体は、
一番小さい立方体を 27個並べたもので、
1辺の長さは、24×3=72cm
必要な積み木の個数は、144×27=3888個
となります。
【関連問題】
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