数の性質 第80問 (中央大学附属横浜中学 受験問題 2010年(平成22年度) 算数)
問題 (中央大学附属横浜中学 受験問題 2010年 算数)
難易度★★★
整数 2010 について、次の問に答えなさい。
(1)2 や 3 のように、1 とその数自身以外に約数を持たない
1以外の整数を素数といいます。2010 を素数だけの
かけ算で表すと、何個の素数のかけ算になりますか。
(2)2010 の約数は全部で何個ありますか。
(3)2010 にできるだけ小さい整数をかけて、17956 の
倍数にするには、いくつをかければよいですか。
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解答
(1)2010 を素因数分解すると、
2010=201×10=3×67×2×5
となるので、4個 の素数のかけ算になります。
(2)約数の数え方は、以下のようになります。
2010 は、2,3,5,67 の4個のかけ算なので、約数は、
2(0個) × 3(0個) × 5(0個) × 67(0個) = 1
2(1個) × 3(0個) × 5(0個) × 67(0個) = 2
2(0個) × 3(1個) × 5(0個) × 67(0個) = 3
2(0個) × 3(0個) × 5(1個) × 67(0個) = 5
2(0個) × 3(0個) × 5(0個) × 67(1個) = 67
2(1個) × 3(1個) × 5(0個) × 67(0個) = 6
2(1個) × 3(0個) × 5(1個) × 67(0個) = 10
2(1個) × 3(0個) × 5(0個) × 67(1個) = 134
2(0個) × 3(1個) × 5(1個) × 67(0個) = 15
2(0個) × 3(1個) × 5(0個) × 67(1個) = 201
2(0個) × 3(0個) × 5(1個) × 67(1個) = 335
2(1個) × 3(1個) × 5(1個) × 67(0個) = 30
2(1個) × 3(1個) × 5(0個) × 67(1個) = 402
2(1個) × 3(0個) × 5(1個) × 67(1個) = 670
2(0個) × 3(1個) × 5(1個) × 67(1個) = 1005
2(1個) × 3(1個) × 5(1個) × 67(1個) = 2010
以上の16個になります。これは、
2、3,5,67 ・・・ 0個 か1個 の2通り
あるので、2×2×2×2=16個 として求めることができます。
(3)17956 を素因数分解すると、
17956=2×8978=2×2×4489=2×2×67×67
となります。(2010=2×3×5×67 なので、
4489が67で割れるかどうか試しましょう)
17956=2×2×67×67
2010=2×3×5×67
なので、2010×□ が 17956 の倍数になるには、
2010×□ = 2×3×5×67×2×67
となれば、2×2×67×67 の倍数になるので、
□ = 2×67 = 134
をかければよいことがわかります。
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