平面図形の面積 第88問 (開成中学 入試問題 2013年(平成25年度) 算数)
問題 (開成中学 入試問題 2013年 算数) 難易度★★
下の図のように、1辺の長さが 2cm の正方形ABCD があり、
点E,Fはそれぞれ辺AB,BC を2等分する点です。直線DFと
直線AF の交点をG,直線BD と直線AF の交点をH とするとき
次の面積を求めなさい。
(1)三角形HBF の面積
(2)四角形GEBH の面積
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解答
(1)三角形AHD と三角形FBH が相似で、AD:BF=2:1
なので、相似比が 2:1 とわかります。
よって、AH : HF = DH : HB = 2 : 1 なので、
下の図1のように、各三角形の面積比がわかり、
三角形HBF : 三角形HAB : 三角形HAD = 1:2:4
です。
三角形ABD の面積 = 2×2÷2 = 2c㎡
なので、
三角形HBF の面積 = 2÷6=1/3c㎡
と求められます。
(2)下の図2のように、辺ABと平行に線F I を引き、DE との
交点を J とします。
I J の長さは、AE の長さの半分で、0.5cmです。
次に、三角形AEG と三角形FJG が相似で、
AE=1cm、JF=1.5cm なので、相似比 = 2 : 3
とわかり、AG : GF = 2 : 3 ということです。
下の図3のような長さの比になり、
比を合わせると、AG : GH : HF = 6 : 4 : 5
となり、下の図4のように、
各三角形の面積比は、
三角形AEG : 三角形BEG : 三角形BGH = 3 : 3 : 4
とわかります。
(1)より、三角形ABHの面積 = 1/3 × 2 = 2/3c㎡
なので、四角形GEBHの面積 = 2/3 × 7/10 = 7/15c㎡
と求められます。
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