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2012年12月 6日 (木)

角の二等分線の定理

 

問題 

 下の図のような三角形ABC があり、角A の二等分線と

辺BC の交点を点D としたとき、BD : CD の長さの比を

答えなさい。

   Pic_3188q

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<解答1>

 下の図1のように、頂点C から、線BDと平行な線を引き、

辺BAの延長との交点を点E とします。

Pic_3189a

すると、ADとCEが平行なので角CAD=角ACE=角AEC

となり、三角形ACE は二等辺三角形ということがわかります。

 

すなわち、AC=AE です。

 

ADとCEが平行なので三角形BAD と三角形BEC が相似

ということになり、BA : AE = BD : DC = 10 : 7 です。

 

つまり、角の二等分線によって分けられた底辺は、下の図2

のように、その斜辺の長さの比に分けられる ということです。

   Pic_3190a

 

<解答2>

 下の図3のように AD (またはその延長)に頂点B,C から

垂線を下ろし、それぞれの交点をE,F とします。

   Pic_3191a

すると、三角形ABE と三角形ACF は相似 で、相似比は

     AB : AC = 10 : 7 

とわかるので、BE : CF = 10 : 7 ということです。

 

次に、三角形BDE と三角形CDF に注目すると、こちらも

BE とCF が平行なので相似で、相似比は、

     BE : CF = 10 : 7

とわかるので、BD : CD = 10 : 7 と言えます。

   Pic_3192a

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