角の二等分線の定理
問題
下の図のような三角形ABC があり、角A の二等分線と
辺BC の交点を点D としたとき、BD : CD の長さの比を
答えなさい。
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<解答1>
下の図1のように、頂点C から、線BDと平行な線を引き、
辺BAの延長との交点を点E とします。
すると、ADとCEが平行なので、角CAD=角ACE=角AEC
となり、三角形ACE は二等辺三角形ということがわかります。
すなわち、AC=AE です。
ADとCEが平行なので、三角形BAD と三角形BEC が相似
ということになり、BA : AE = BD : DC = 10 : 7 です。
つまり、角の二等分線によって分けられた底辺は、下の図2
のように、その斜辺の長さの比に分けられる ということです。
<解答2>
下の図3のように AD (またはその延長)に頂点B,C から
垂線を下ろし、それぞれの交点をE,F とします。
すると、三角形ABE と三角形ACF は相似 で、相似比は
AB : AC = 10 : 7
とわかるので、BE : CF = 10 : 7 ということです。
次に、三角形BDE と三角形CDF に注目すると、こちらも
BE とCF が平行なので相似で、相似比は、
BE : CF = 10 : 7
とわかるので、BD : CD = 10 : 7 と言えます。
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