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2012年12月19日 (水)

反射 第8問 (久留米大学附設中学 入試問題 2012年(平成24年度) 算数)

 

問題 (久留米大学附設中学 入試問題 2012年 算数) 

     難易度★★★

 

 下の図アのように1辺の長さが5cmの正三角形があります。

点Pは頂点Aから出発し、最初に辺BCのBから2cmの点で

はね返り、その後も正三角形の辺ではね返り続けて、頂点の

どれかに到達すると止まります。このとき、次の問に答えなさい。

      Pic_3222q

(1)点Pが3回目にはね返る点は辺AC上のAから何cmの

   ところですか。

(2)点Pは正三角形の辺に何回はね返り、どの頂点で止まり

   ますか。

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解答

 (1)反射の問題の解き方は、点の移動の線を反射させずに

直線で描いていくことです。この問題では、下の図1のように

三角形の相似を利用して点Pの動いた様子を描くことができます。

Pic_3223a

正三角形の2つの頂点がすでに描かれているので、増やした

正三角形の残りの1つの頂点はすぐにわかります。

 

図1の線と辺の交点が反射する点なので、3回目の反射は

図1より、頂点Aから 1cm のところです。

 

 (2)図1の考えを拡張していくと、2cm、4cm、・・・、10cmの

ところで点Pは辺と交わり、頂点に当たるのは、三角形の1辺の

長さである 5cm の倍数の10cm のところで、下の図2のような

動きになります。

Pic_3224a

この頂点がどこなのか、対応する頂点の名前を図に描くと

下の図3のようになり、

Pic_3225a

点Pは、正三角形の辺で 7回 はね返り、頂点B で止まる

ことがわかります。

 

 

 久留米大学附設中学の過去問題集は → こちら

 久留米大学附設中学の他の問題は → こちら

 

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