反射 第8問 (久留米大学附設中学 入試問題 2012年(平成24年度) 算数)
問題 (久留米大学附設中学 入試問題 2012年 算数)
難易度★★★
下の図アのように1辺の長さが5cmの正三角形があります。
点Pは頂点Aから出発し、最初に辺BCのBから2cmの点で
はね返り、その後も正三角形の辺ではね返り続けて、頂点の
どれかに到達すると止まります。このとき、次の問に答えなさい。
(1)点Pが3回目にはね返る点は辺AC上のAから何cmの
ところですか。
(2)点Pは正三角形の辺に何回はね返り、どの頂点で止まり
ますか。
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解答
(1)反射の問題の解き方は、点の移動の線を反射させずに
直線で描いていくことです。この問題では、下の図1のように
三角形の相似を利用して点Pの動いた様子を描くことができます。
正三角形の2つの頂点がすでに描かれているので、増やした
正三角形の残りの1つの頂点はすぐにわかります。
図1の線と辺の交点が反射する点なので、3回目の反射は
図1より、頂点Aから 1cm のところです。
(2)図1の考えを拡張していくと、2cm、4cm、・・・、10cmの
ところで点Pは辺と交わり、頂点に当たるのは、三角形の1辺の
長さである 5cm の倍数の10cm のところで、下の図2のような
動きになります。
この頂点がどこなのか、対応する頂点の名前を図に描くと
下の図3のようになり、
点Pは、正三角形の辺で 7回 はね返り、頂点B で止まる
ことがわかります。
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