図形の回転 第21問 (高槻中学 受験問題 2012年(平成24年度) 算数)
問題 (高槻中学 受験問題 2012年 算数) 難易度★★
直線Lと直線Mは垂直に交わっています。また、下の図のように
平行四辺形ABCD があります。このとき、次の問に答えなさい。
(1)平行四辺形ABCDを直線Mのまわりに1回転させてできる
立体Pの体積を求めなさい。
(2)平行四辺形ABCDを直線Lのまわりに1回転させてできる
立体Qと立体Pの体積の比をもっとも簡単な整数の比で
表しなさい。
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解答
(1)平行四辺形ABCDを直線Mのまわりに1回転させると、
下の図1の三角形OABが回転してできる円すいと
三角形BCDが回転してできる円すいは、合同なので、
求める体積は、長方形OADBを直線Mのまわりに1回転させて
できる円柱の体積と等しくなり、立体Pの体積は、
4×4×3.14×3=48×3.14=150.72(c㎥)
となります。
(2)平行四辺形ABCDを直線Lの周りに1回転させたときに
できる立体の体積は、辺CDをのばして直線Lとの交点をE と
したとき、下の図2のように三角形OCE を直線Lの周りに
1回転させた円すいから、三角形ADE,OBAを直線Lの周りに
1回転させた円すいを除いたもので、
立体Qの体積は、
6×6×3.14×8÷3-3×3×3.14×4÷3×2個
=(6×6×8-3×3×4×2)×3.14÷3
=(36-9)×8×3.14÷3
=72×3.14
となります。
立体Pの体積=48×3.14
立体Qの体積=72×3.14
なので、立体Pの体積 : 立体Qの体積 = 48 : 72
= 2 : 3
となります。
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