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2012年12月12日 (水)

平面図形の面積 第84問 正六角形 (甲陽学院中学 入試問題 2011年(平成23年度) 算数)

 

問題 (甲陽学院中学 入試問題 2011年 算数) 難易度★★★

 下の図は正六角形ABCDEFで、対角線ACとBDの交点をP,

FPをのばして辺BCとの交点をQとしたものです。このとき、

次の問に答えなさい。

     Pic_3210q

(1)FPとPQの長さの比を求めなさい。

(2)BQとQCの長さの比を求めなさい。

(3)三角形PBQと三角形PCFの面積の比を求めなさい。

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解答

 (1)5:1 3:2 3:10

 (1)下の図1のように三角形ABP と三角形DCPは合同です。

(AB=CD、角度がすべて等しい)

    Pic_3211a

さらに、三角形ABPは、30度、60度、90度の直角三角形なので

     AP : PC = 2 : 1

ということがわかります。

 

このことを使って、FPをのばして、DCの延長との交点を点R

とすると、下の図2のように三角形AFP と三角形CRP が

相似比 2 : 1ということがわかります。

    Pic_3212a

図2より、AF : CR = 2 : 1 、FP : PR = 2 : 1

です。

 

頂点B と点R を結んでできる三角形BCR は、

角BCR=60°、BC(=AF) : CR = 2:1 より、

30度、60度、90度の直角三角形ということがわかります。

 

下の図3のように、DC : CR = 2 : 1 なので、

    Pic_3213a_2

三角形PCDと三角形BRDが相似なので、

     PC : BR = 2 : 3 

とわかります。

 

以上より、下の図4のように、AP : PC : BR = 4 : 3 : 2

ということがわかりました。

    Pic_3214a

次に、三角形BRQと三角形CPQが相似で、3:2の相似比なので

    RQ : QP = 3 : 2 です。

 

よって、線分FRの比は、下の図5のようになっていて、

  Pic_3215a

比をそろえると、

 RQ : QP : PF = 3 : 2 : 10 

となるので、FP : PQ = 10 : 2 = 5 : 1 です。

 

 

 (2)BQ : QC は、図4より、3 : 2 です。

 

 

 (3)下の図6のように、BQ:QC=3:2 より

     三角形PBQ : 三角形PCQ = 3 : 2

    Pic_3216a

PQ : PF = 2 : 10 より、

     三角形PCQ : 三角形PFC = 2 : 10

 

よって、三角形PBQ : 三角形PCF = 3 : 10 です。

 

 

 甲陽学院中学の過去問題集は → こちら

 甲陽学院中学の他の問題は → こちら

 

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