平面図形の面積 第84問 正六角形 (甲陽学院中学 入試問題 2011年(平成23年度) 算数)
問題 (甲陽学院中学 入試問題 2011年 算数) 難易度★★★
下の図は正六角形ABCDEFで、対角線ACとBDの交点をP,
FPをのばして辺BCとの交点をQとしたものです。このとき、
次の問に答えなさい。
(1)FPとPQの長さの比を求めなさい。
(2)BQとQCの長さの比を求めなさい。
(3)三角形PBQと三角形PCFの面積の比を求めなさい。
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解答
(1)5:1 3:2 3:10
(1)下の図1のように三角形ABP と三角形DCPは合同です。
(AB=CD、角度がすべて等しい)
さらに、三角形ABPは、30度、60度、90度の直角三角形なので
AP : PC = 2 : 1
ということがわかります。
このことを使って、FPをのばして、DCの延長との交点を点R
とすると、下の図2のように三角形AFP と三角形CRP が
相似比 2 : 1ということがわかります。
図2より、AF : CR = 2 : 1 、FP : PR = 2 : 1
です。
頂点B と点R を結んでできる三角形BCR は、
角BCR=60°、BC(=AF) : CR = 2:1 より、
30度、60度、90度の直角三角形ということがわかります。
下の図3のように、DC : CR = 2 : 1 なので、
三角形PCDと三角形BRDが相似なので、
PC : BR = 2 : 3
とわかります。
以上より、下の図4のように、AP : PC : BR = 4 : 3 : 2
ということがわかりました。
次に、三角形BRQと三角形CPQが相似で、3:2の相似比なので
RQ : QP = 3 : 2 です。
よって、線分FRの比は、下の図5のようになっていて、
比をそろえると、
RQ : QP : PF = 3 : 2 : 10
となるので、FP : PQ = 10 : 2 = 5 : 1 です。
(2)BQ : QC は、図4より、3 : 2 です。
(3)下の図6のように、BQ:QC=3:2 より
三角形PBQ : 三角形PCQ = 3 : 2
PQ : PF = 2 : 10 より、
三角形PCQ : 三角形PFC = 2 : 10
よって、三角形PBQ : 三角形PCF = 3 : 10 です。
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