計算問題 第86問 (約束記号) (本郷中学 入試問題 2012年(平成24年度) 算数)
問題 (本郷中学 入試問題 2012年 算数) 難易度★★★★
ある数 A の整数部分を <A> と書くことにします。
たとえば、<3.14>= 3 となります。
このとき次の問に答えなさい。
(1) < ( 3×N - 1)÷7 > = 2 となる整数N をすべて
求めなさい。
(2)<5/6>+<10/6>+<15/6>+<20/6>+・・・
・・・+<360/6>+<365/6> を求めなさい。
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解答
(1) 3×N - 1 = 14以上21未満 なら
< ( 3×N - 1)÷7 > = 2 となるので、
3×N = 15以上22未満 ならよく、
N=5以上22/3未満 となります。
このような整数Nは、5,6,7 の3個になります。
(2)365÷5=73個の和を求めることになります。
分子は5ずつ増え、分母は6なので、5と6の最小公倍数の30
まで調べれば、何か見えるのではないかと思うので、1個目から
調べてみると、
<5/6>=0 <35/6>=5 <65/6>=10
<10/6>=1 <40/6>=6
<15/6>=2 <45/6>=7
<20/6>=3 <50/6>=8
<25/6>=4 <55/6>=9
<30/6>=5 <60/6>=10
のようになっています。
求める和は、
1+2+3+4+5+5+6+7+8+9+10+10+11+・・・
となっていて、5の倍数の数だけ、普通の1+2+3+・・・ よりも
余計にあることがわかります。
<360/6>=60、 <365/6>=60
なので、求める和は、
(1+2+3+4+5+6+・・・+60)+(5+10+15+・・・+60)
=(1+60)×60÷2 + (5+60)×12÷2
=1830+390
=2220
と求められます。
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