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2012年10月22日 (月)

規則性の問題 数の並び 第56問 (慶應義塾湘南藤沢中等部 入試問題 2008年(平成20年度) 算数)

 

問題 (慶應義塾湘南藤沢中等部 入試問題 2008年 算数)

     難易度★★★

 

2,4,8,16,・・・,のように、2をいくつかかけ合せた数の

チーム数が参加するトーナメント(勝ち抜き戦)を考えます。

1つのトーナメントで行われる各試合が何回戦かを示す各数字

をすべて加えた数を N で表します。

 たとえば、チーム数が8のときには、下の図のようなトーナメント

になり、1回戦が4試合、2回戦が2試合、3回戦が1試合行われ、

  N=1+1+1+1+2+2+3=11

となります。このとき、次の問に答えなさい。

        Pic_3129q

(1)チーム数が16のトーナメントでは、Nはいくつになりますか。

(2)6回戦が決勝戦となるトーナメントでは、Nはいくつに

   なりますか。

(3)あるチーム数のトーナメントでは、N=4083 になりました。

   この2倍のチーム数のトーナメントでは、N=8178 に

   なります。N=4083 となるときのチーム数を求めなさい。

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解答

 (1)チーム数が 8→16 に増えるとき、下の図1のような

トーナメントになり、

     Pic_3130a_2

赤い文字の部分が増えます。これは、8チームのときと同じ

トーナメントが増え、4回戦がさらに加わるという形で、

   N=11×2+4=26

と求められます。

 

 (2)(1)と同様に考えると、5回戦が決勝戦のときは、

   N=26×2+5=57

6回戦が決勝戦のときは、

   N=57×2+6=120

と求められます。

 

 (3)4083×2+□=8178 より、□=8178-8166=12

このことから、N=8178 のときは12回戦が決勝戦のときで、

N=4083 のときは11回戦が決勝戦とわかります。

 

チーム数と、決勝戦が何回戦かの関係は、

    2 を 回戦の数 かけたもの = チーム数

となっているので、N=4083 のときのチーム数は、

2を11回かけて

 2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2=64×32

                           =2048

と求められます。

 

 

 慶應義塾湘南藤沢中等部の過去問題集は → こちら

 慶應義塾湘南藤沢中等部の他の問題は → こちら

 

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