規則性の問題 数の並び 第56問 (慶應義塾湘南藤沢中等部 入試問題 2008年(平成20年度) 算数)
問題 (慶應義塾湘南藤沢中等部 入試問題 2008年 算数)
難易度★★★
2,4,8,16,・・・,のように、2をいくつかかけ合せた数の
チーム数が参加するトーナメント(勝ち抜き戦)を考えます。
1つのトーナメントで行われる各試合が何回戦かを示す各数字
をすべて加えた数を N で表します。
たとえば、チーム数が8のときには、下の図のようなトーナメント
になり、1回戦が4試合、2回戦が2試合、3回戦が1試合行われ、
N=1+1+1+1+2+2+3=11
となります。このとき、次の問に答えなさい。
(1)チーム数が16のトーナメントでは、Nはいくつになりますか。
(2)6回戦が決勝戦となるトーナメントでは、Nはいくつに
なりますか。
(3)あるチーム数のトーナメントでは、N=4083 になりました。
この2倍のチーム数のトーナメントでは、N=8178 に
なります。N=4083 となるときのチーム数を求めなさい。
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解答
(1)チーム数が 8→16 に増えるとき、下の図1のような
トーナメントになり、
赤い文字の部分が増えます。これは、8チームのときと同じ
トーナメントが増え、4回戦がさらに加わるという形で、
N=11×2+4=26
と求められます。
(2)(1)と同様に考えると、5回戦が決勝戦のときは、
N=26×2+5=57
6回戦が決勝戦のときは、
N=57×2+6=120
と求められます。
(3)4083×2+□=8178 より、□=8178-8166=12
このことから、N=8178 のときは12回戦が決勝戦のときで、
N=4083 のときは11回戦が決勝戦とわかります。
チーム数と、決勝戦が何回戦かの関係は、
2 を 回戦の数 かけたもの = チーム数
となっているので、N=4083 のときのチーム数は、
2を11回かけて
2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2=64×32
=2048
と求められます。
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