場合の数 並べ方 第48問 (灘中学 2012年(平成24年度) 入試問題 算数)
問題 (灘中学 2012年 入試問題 算数) 難易度★★★
14141 のように、0から9までの10個の数字から、異なる
2つの数字を選び、交互(こうご)に並べて5ケタの整数を
作ります。このような整数のうち、3の倍数は【 ① 】個あり、
12の倍数は全部で【 ② 】個あります。ただし、01010 の
ように、先頭の数字が0のものは考えません。
【 ① 】、【 ② 】に入る数を答えなさい。
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解答
3の倍数の見分け方は、その数の各ケタの数を合計して、
それが 3の倍数になれば、その数は3の倍数です。
2つの数字が交互に 「 ABABA 」 のように並んでいると、
各ケタの合計は、A×3+B×2 となります。
これが3の倍数になるのは、B×2 が3の倍数のときです。
( A×3 は3の倍数なので、Aの数は何でもよいということです )
ということは、Bは3の倍数でなければなりません。
このような2つの整数A,B は、
A ・・・ 1,2,3,4,5,6,7,8,9 のどれか
B ・・・ 3,6,9,0 のどれか
となり、組み合わせは、下の表1のようになります。
よって、3の倍数は、8+8+8+9=33個 あります。
次に、12の倍数ですが、12の倍数は3の倍数でもあり、
4の倍数でもあるものです。ですから、3の倍数「33個」から
4の倍数を探せばいいことになります。
4の倍数の見分け方は、「下2ケタが4の倍数かどうか」で
わかります。
表1から、「 ABABA 」 の下2ケタ 「 BA 」が4の倍数に
なるものは、32,36,64,68,92,96,04,08 の8個
ということがわかります。
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