積み木の問題 第24問 (投影図) (渋谷教育学園幕張中学 2012年(平成24年度) 入試問題 算数)
問題 (渋谷教育学園幕張中学 2012年 入試問題 算数)
難易度★★★
1辺の長さが1cmの立方体A が20個あります。この立方体A
20個を、面と面がちょうど重なるように置いて、新しく立体B を
作りこの立体B の表面に、底の面も含めて青色をぬります。
下の図1は、作った立体B を真上から見た図で、図2は真正面
から見た図です。
ただし、図1と図2から考えられる立体B は、青色をぬった面積が
できるだけ大きくなるように作りました。このとき、次の問に答え
なさい。
(1)図1には、積み重ねられている立方体A の個数がいくつか
書いてあります。図1に残りの数をすべて記入しなさい。
(2)積み上げた立体B を元の立方体A にもどしました。このとき
20個の立方体A で色がぬられている面の個数を答えなさい。
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解答
(1)図1と図2からわかる情報を元にすると、下の図3、図4の
ようになり、20個のうちの残り6個が灰色の部分となります。
立体B の表面積が最も大きくなる積み方は、灰色の部分を
下の図5のように、4-2に並べたときです。
(2)ぬられている面を数える方法ではなく、
全体から、ぬられていない面を引く方法で考えてみます。
ぬられていない面は、面と面が重なり合っているところで、
下の図6のように、左側の緑の部分では、4個重なっている
ところには、3ヵ所あり、1個と4個がとなりあっているので
境界に1ヵ所あることになり、すべて書き込みました。
立方体A は20個あるので、面の数は20×6=120 あり、
重なっている部分は、図6より、23ヵ所あることがわかるので、
1ヵ所につき2面、色がぬられていないので、20個の立方体A
のうち、色がぬられている面の個数は、
120-23×2=74面 とわかります。
全体から、それ以外の部分を除くという手法も使ってみましょう。
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