べん図を使いこなそう 第8問 (開成中学 2005年(平成17年度) 受験問題 算数)
問題 (開成中学 2005年 受験問題 算数) 難易度★★
40人の生徒に対して、問題A,B の2題によるテストを
行いました。得点は、2題とも正解ならば10点、A,B の
どちらか1題だけが正解ならば5点、どちらも不正解ならば
0点としました。その結果について、次のことがわかっています。
(ア)40人の平均点は、ちょうど6点でした。
(イ)得点が0点と5点の生徒は、合わせて30人いました。
(ウ)問題A が正解だった生徒の人数は、問題B が正解
だった生徒の人数の2倍でした。
このとき、問題A が正解で、問題B が不正解だった生徒は
何人か求めなさい。
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解答
問題文より、10点の生徒は10人ということがわかります。
40人の平均点が6点なので、点数の合計は、40×6=240点
とわかり、そこから10点の生徒の点数を引くと、
240-10×10=140点 が、5点の生徒の合計点数
ということになります。
よって、5点の生徒の人数 (AまたはBが正解だった生徒)は、
140÷5=28人 とわかります。
下の図のように、「べん図」を描くと、
A が正解だった生徒の人数は、B が正解だった生徒の人数の
2倍で、
【A だけが正解だった生徒数】=A
【B だけが正解だった生徒数】=B
とすると、A+B=28人 で、A+10(人)は、B+10(人)の2倍
ということになります。
このことから、28+10+10=48人 が 2 : 1に分かれると、
Aが正解だった生徒数とBが正解だった生徒数がわかり、
それぞれ 32人 と 16人 となります。
よって、A だけが正解だった生徒は、32-10=22人 です。
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