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2011年11月29日 (火)

ニュートン算 第6問 (開成中学 2011年(平成23年度) 入試問題 算数)

 

問題 (開成中学 2011年 入試問題 算数) 難易度★★★

 

西山動物園では、開門前に長い行列ができていて、さらに、

一定の割合で入園希望者が行列に加わっていきます。開門と

同時に、券売機を5台使うと20分で行列がなくなり、開門と

同時に、券売機を6台使うと15分で行列がなくなります。また、

もし開門のときの行列の人数が50人少なかったとすると、

開門と同時に券売機を7台使うと10分で行列がなくなります。

開門前の行列に並んでいる人数はいつも同じものとして、次の

問に答えなさい。

 

(1)開門のとき、行列の人数は何人ですか。

(2)開門と同時に、券売機を10台使うと、何分で行列が

   なくなりますか。

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解答

 (1)1分間で券売機が処理できる人数を【 1 】

    1分間に新たに並ぶ人数を< 1 >

   最初に並んでいる人数を □人 とします。

 

5台の券売機を使うと20分、6台の券売機を使うと15分で

行列がなくなるので、

  □+<20>=【 1 】×5台×20分=【 100 】

  □+<15>=【 1 】×6台×15分=【 90 】

という式ができます。ここから、1分間で加わる人数は

券売機1台が1分で処理できる人数の2倍ということがわかります。

 

< 1 > = 【 2 】 なので、< 15 > = 【 30 】で、

□=【 60 】 ということがわかります。

 

券売機を7台使うと、10分で行列がなくなるので、

【 60 】 - 50人 + < 10 > =【 70 】 となり、

< 10 > = 【 20 】 より、50人 = 【 10 】 とわかり、

開門のときの行列の人数 【 60 】= 300人 と求められます。

 

 (2)< 1 > = 10人

   【 1 】 = 5人 です。

 

券売機が10台あるとき、

  300人 + 10人×□分 = 5人×10台×□分

という式となり、

 300 + 10×□ = 50×□

より、

 300=40×□ なので、□=300÷40=7.5分 です。

 

 

 開成中学の過去問題集は → こちら

 開成中学の他の問題は → こちら

 

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