数の性質 第63問 (立教新座中学 2011年(平成23年度) 受験問題 算数)
問題 (立教新座中学 2011年 受験問題 算数) 難易度★★★
5をいくつか並べた整数をA とします。そのAに5をかけた整数の
各位の数の和をB とするとき、次の問に答えなさい。
(1) A=55・・・5 (5が35個並んだ整数) のとき、Bを求めなさい。
(2) B=686 のとき、Aは5が何個並んだ整数ですか。
(3) Bの各位の数の和を求めると 9 になりました。このようなB
のうち、3番目に小さい数を求めなさい。
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解答
(1) A =55・・・5 (5が35個) に 5 をかけると、
277・・・775 となり、7 が34個 並びます。
よって、各位の和 B は、
2+7×34+5= 245 となります。
(2) A × 5 = 27・・・75 となり、7が□個あるとすると
Aに並んだ5の個数は、□+1個 で、
B=2+7×□+5=7×(□+1)=7×Aの桁数
となります。
よって、B=686 のとき、A に並んだ5の個数は、
686÷7=98個 です。
(3)(2)より、7の倍数で、各位の和が9 になる整数のうち、
3番目に小さい数を求めればよいことになります。
7,14,21,28,35,・・・ と地道に調べていってもよいです。
ここでは、簡単な方法を紹介します。
各位の和が 9 ということは、その数は 9の倍数 です。
( 参照 → こちら )
このことを知らない場合、最低でも 3の倍数 ということに
気付きましょう。
よって、7の倍数 かつ 9の倍数 (知らなかったら 3の倍数)
を順に挙げていきます。
すると、63(6+3=9)、63×2=126(1+2+6=9)
63×3=189(和は9にならない)、63×4=252(和は9)
となるので、3番目に小さい数は、252 と求められます。
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