積み木の問題 第22問 (吉祥女子中学 2009年(平成21年度) 入試問題 算数)
問題 (吉祥女子中学 2009年 入試問題 算数) 難易度★★★
18個の同じ大きさの立方体を使って、下の図1のような
立体A を作りました。この立体に対して、以下の規則を守りながら、
立方体を1個ずつ取り除く作業を何回か続けて行います。
■■■ 規則 ■■■
・ 上段の立方体のみ取り除くことができる
・ 常に表面積が変わらないように取り除く
・ 2個以上の立方体を同時に取り除くことはできない
たとえば、下の図2において、①の立方体を取り除いても表面積が
変わらないので、①は取り除くことができます。1回目の作業で
①の立方体を取り除くと、立体は図3のようになります。次に、図3
において、②の立方体は取り除くことができます。2回目の作業で
これを取り除くと、立体は図4のようになります。また、図4の立体の
上段に立方体が7個残っている様子を、図5のように表すことに
します。このとき、次の問に答えなさい。
(1)下の図6は、立体Aの上段から立方体を1個ずつ取り除く
作業を4回行った後の状態を表しています。この後、さらに
2回の作業を行うことができます。取り除くことができるのは
どの2個の立方体か、下の図7に「×」印で表しなさい。
(2)下の図8は、立体A の上段から立方体を1個ずつ取り除く
作業を4回行った後の状態を表しています。この後、さらに
2回の作業を行うことができます。取り除くことができるのは
どの2個の立方体か、下の図9に「×」印で表しなさい。
今度は、32個の同じ大きさの立方体を使って、図10のような
立体B を作りました。この立体から、同じ規則を守りながら、
立方体を1個ずつ取り除く作業を何回か続けて行います。
(3)下の図11は、立体B の上段から立方体を1個ずつ取り除く
作業を8回行った後の状態を表しています。この後、さらに
4回の作業を行うことができます。取り除くことができるのは
どの4個の立方体か、下の図12に「×」印で表しなさい。
(4)下の図13は、立体B の上段から立方体を1個ずつ取り除く
作業を8回行った後の状態を表しています。この後、さらに
4回の作業を行うことができます。取り除くことができるのは
どの4個の立方体か、下の図14に「×」印で表しなさい。
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解答
(1)図6から取り除ける2個の立方体は、下の図16の黄色い
立方体で、図15のようになります。
よって、答えは図16のようになります。
(2)図8から、下の図18の黄色い立方体2個を取り除いて、
図17のような立体となっても、表面積は変わりません。
よって、答えは図18のようになります。
(3)図11の立体は、まず下の図19の黄色い立方体を
取り除いても表面積が変わらないので、図11から図20の
立体になります。
次に、図20の立体は、(2)を参考にすると、下の図21の2個の
黄色い立方体を取り除いても表面積は変わらず、図22の立体
になります。
最後に、図22の立体は、図23の黄色い立方体を取り除いても
表面積は変わらず、図24の立体になります。
よって、答えは図23のようになります。
(4)まず、図13の立体は、下の図25の2個の黄色い立方体を
取り除いても表面積は変わらないので、図26の立体になります。
次に、図26の立体は、下の図27の2個の黄色い立方体を
取り除いても表面積は変わらないので、図28の立体になります。
よって、答えは図27のようになります。
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