食塩水の濃度 第9問 (西大和学園中学 2011年(平成23年度) 受験算数問題)
問題 (西大和学園中学 2011年 受験算数問題) 難易度★★★
容器に入った濃度6%の食塩水の1/3 をこぼしてしまったので、
容器の中に残った食塩水に、5g の食塩を溶かし、さらに水を
加えて元と同じ重さにもどしたところ、容器の食塩水の濃度は
4.8%になりました。はじめの食塩水は 何 g あったか答えなさい。
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解答
最初(6%)と最後(4.8%)の食塩水の重さが同じなので、
それぞれに溶けている食塩の重さは、【6】g、【4.8】g と
表すことができます。
【6】gから、1/3をこぼして、2/3になり、5gを加えて【4.8】g
になったと考えることができるので、
【6】×2/3+5=【4.8】
という式ができ、5g=【0.8】g です。
よって、はじめの食塩水に溶けている
食塩の量【6】g=5÷0.8×6=37.5g とわかり、
これが6%なので、はじめの食塩水の量は、
37.5÷0.06=625g です。
<別解>
【てんびん図】を用いて解いてみましょう。
6%の食塩水のうち、1/3をこぼしてしまい、代わりに食塩5gと
水を入れて元の重さにもどすと、4.8%になったことから、
下の図1のように、6%の食塩水2/3 と、食塩5gと水でできた
□%の食塩水1/3を混ぜると、4.8%になると考えられます。
図1より、(6-4.8) : (4.8-□) = 1/3 : 2/3 =1:2
となるので、□=4.8-2.4=2.4% とわかります。
食塩5g と水を混ぜると2.4%の濃度になり、
はじめの食塩水は、その3倍の重さがあるので、
はじめの食塩水の重さは、
5÷0.024×3=625g と求められます。
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