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2011年7月25日 (月)

食塩水の濃度 第9問 (西大和学園中学 2011年(平成23年度) 受験算数問題)

 

問題 (西大和学園中学 2011年 受験算数問題) 難易度★★★

 

容器に入った濃度6%の食塩水の1/3 をこぼしてしまったので、

容器の中に残った食塩水に、5g の食塩を溶かし、さらに水を

加えて元と同じ重さにもどしたところ、容器の食塩水の濃度は

4.8%になりました。はじめの食塩水は 何 g あったか答えなさい。

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解答

 最初(6%)と最後(4.8%)の食塩水の重さが同じなので、

それぞれに溶けている食塩の重さは、【6】g、【4.8】g と

表すことができます。

 

 【6】gから、1/3をこぼして、2/3になり、5gを加えて【4.8】g

になったと考えることができるので、

 【6】×2/3+5=【4.8】

という式ができ、5g=【0.8】g です。

 

よって、はじめの食塩水に溶けている

食塩の量【6】g=5÷0.8×6=37.5g とわかり、

これが6%なので、はじめの食塩水の量は、

    37.5÷0.06=625g です。

 

 

<別解>

 【てんびん図】を用いて解いてみましょう。

 

6%の食塩水のうち、1/3をこぼしてしまい、代わりに食塩5gと

水を入れて元の重さにもどすと、4.8%になったことから、

下の図1のように、6%の食塩水2/3 と、食塩5gと水でできた

□%の食塩水1/3を混ぜると、4.8%になると考えられます。

      Pic_2393a

図1より、(6-4.8) : (4.8-□) = 1/3 : 2/3 =1:2

となるので、□=4.8-2.4=2.4% とわかります。

 

食塩5g と水を混ぜると2.4%の濃度になり、

はじめの食塩水は、その3倍の重さがあるので、

はじめの食塩水の重さは、

    5÷0.024×3=625g と求められます。

 

 

 西大和学園中学の過去問題集は → こちら

 西大和学園中学の他の問題は → こちら

 

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