立体図形の切り口 第37問 (桜蔭中学 2011年(平成23年度) 受験問題 算数)
問題 (桜蔭中学 2011年 受験問題 算数) 難易度★★★
下の図のような、たて3cm、横4cmの直方体があります。
3点ア、イ、ウを通る平面で切ったときにできる2つの立体の
体積の差が156c㎥ のとき、この直方体の高さを求めなさい。
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解答
直方体の辺と切断面の4つ目の交点として、点エ を考えると、
イ が上から5cm、ウ が上から6cm で、イ → ウ で1cm
下がっているので、ア → エ でも1cm下がり、点エは上から4cm
のところとわかります。
下の図のように、
アから下へ6cm(反対側のウと同じ長さ)、
ウから下へ3cm(反対側のアと同じ長さ)、
イから下へ4cm(反対側のエと同じ長さ)、
エから下へ5cm(反対側のイと同じ長さ)
に、それぞれ点A,B,C,D をとると、
直方体を平面アイウエ、平面ABCD で3つの部分 ①、②、③ に
分けることができます。
① と ② は、同じ体積(合同)なので、平面アイウエ で直方体を
切断したときにできる2つの立体(① と ②+③)の体積の差は
③ の立体(直方体)の体積に等しく、これが156c㎥ なので、
③ の立体(直方体)の高さ = 156÷(3×4)=13cm
と求められるので、
元の直方体の高さ = 13+ (①+②) の高さ
= 13+9=22cm です。
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