有名な四面体 第6問 (湘南白百合学園中学 2011年(平成23年度) 受験問題 算数)
問題 (湘南白百合学園中学 2011年 受験問題 算数)
難易度★★★
下の図1は1辺が6cmの立方体です。点P,Qは、それぞれ
辺AB,BC のまん中の点です。
(1)3つの点P,Q,F を通る平面で、この立方体を切ったとき、
頂点D を含む方の立体の体積を求めなさい。
(2)(1)のように切ったときにできる三角すいF-BPQ の
展開図は、下の図2のような正方形になりました。
これを参考にして、頂点D を含む方の立体の表面積を
求めなさい。
(3)図1の立方体を4つの点P,E,G,Qを通る平面で切ったとき、
下の図3のような立体が切り取られます。この立体の体積を
求めなさい。
----------------------------------------------
----------------------------------------------
解答
(1)立方体の体積=6×6×6=216c㎥ です。
立方体から、三角すいF-BPQの体積を除けばよく、
三角すいF-BPQの体積は、
3×3÷2×6÷3=9c㎥ なので、
求める体積は、
216-9=207c㎥ です。
(2)頂点Dを含む方の立体の表面積は、
立方体の面が3面、台形2面、五角形APQCD、三角形FPQ の
合計となります。
立方体の面3面の面積は、6×6×3=108c㎡
台形2面の面積は、(3+6)×6÷2×2=54c㎡
五角形APQCD の面積は、6×6-3×3÷2=31.5c㎡
三角形FPQ の面積は、6×6-(3×3÷2+3×6÷2×2)
=13.5c㎡
となるので、頂点D を含む方の立体の表面積は、
108+54+31.5+13.5=207c㎡ です。
(3)EP,FB,GQを延長すると、下の図4のように点R で
交わり、EF=6cm、PB=3cmなので、三角すいR-BPQ と
三角すいR-EFG の相似比=1:2 とわかります。
相似比が 1 : 2 なので、体積比は 1×1×1:2×2×2=1:8
なので、求める三角すい台BPQ-EFG の体積は、
三角すいR-BPQ の体積の 8-1=7倍 とわかり、
三角すいR-BPQ の高さ=6cm なので、その体積は
(1)で求めた三角すいF-BPQ の体積と等しく 9c㎥ です。
よって、求める体積は、9×7=63c㎥ です。
湘南白百合学園中学の他の問題は → こちら
| 固定リンク
« 平面図形の角度 第65問 (巣鴨中学 2010年(平成22年度) 入試問題 算数) | トップページ | 立体図形の展開図 第40問 (青山学院中等部 2010年(平成22年度) 受験問題 算数) »
コメント