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2011年5月23日 (月)

有名な四面体 第6問 (湘南白百合学園中学 2011年(平成23年度) 受験問題 算数)

 

問題 (湘南白百合学園中学 2011年 受験問題 算数)

     難易度★★★

 

下の図1は1辺が6cmの立方体です。点P,Qは、それぞれ

辺AB,BC のまん中の点です。

      Pic_2300q

(1)3つの点P,Q,F を通る平面で、この立方体を切ったとき、

   頂点D を含む方の立体の体積を求めなさい。

(2)(1)のように切ったときにできる三角すいF-BPQ の

   展開図は、下の図2のような正方形になりました。

   これを参考にして、頂点D を含む方の立体の表面積を

   求めなさい。

     Pic_2301q

(3)図1の立方体を4つの点P,E,G,Qを通る平面で切ったとき、

   下の図3のような立体が切り取られます。この立体の体積を

   求めなさい。

      Pic_2302q

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解答

 (1)立方体の体積=6×6×6=216c㎥ です。

立方体から、三角すいF-BPQの体積を除けばよく、

三角すいF-BPQの体積は、

  3×3÷2×6÷3=9c㎥  なので、

求める体積は、

  216-9=207c㎥ です。

 

 (2)頂点Dを含む方の立体の表面積は、

立方体の面が3面、台形2面、五角形APQCD、三角形FPQ の

合計となります。

  立方体の面3面の面積は、6×6×3=108c㎡

  台形2面の面積は、(3+6)×6÷2×2=54c㎡

  五角形APQCD の面積は、6×6-3×3÷2=31.5c㎡

 三角形FPQ の面積は、6×6-(3×3÷2+3×6÷2×2)

               =13.5c㎡

となるので、頂点D を含む方の立体の表面積は、

 108+54+31.5+13.5=207c㎡ です。

 

 (3)EP,FB,GQを延長すると、下の図4のように点R で

交わり、EF=6cm、PB=3cmなので、三角すいR-BPQ と

三角すいR-EFG の相似比=1:2 とわかります。

      Pic_2303a

相似比が 1 : 2 なので、体積比は 1×1×1:2×2×2=1:8

なので、求める三角すい台BPQ-EFG の体積は、

三角すいR-BPQ の体積の 8-1=7倍 とわかり、

三角すいR-BPQ の高さ=6cm なので、その体積は

(1)で求めた三角すいF-BPQ の体積と等しく 9c㎥ です。

 

よって、求める体積は、9×7=63c㎥ です。

 

 

 湘南白百合学園中学の過去問題集は → こち

 湘南白百合学園中学の他の問題は → こちら

 

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