立体図形の展開図 第40問 (青山学院中等部 2010年(平成22年度) 受験問題 算数)
問題 (青山学院中等部 2010年 受験問題 算数)
難易度★★★
ある直方体の1つの面には「P」という文字が、3つの面には
対角線が1本ずつ書かれています。図1、図2は、この直方体の
展開図を2通り描いたものです。辺AB の長さは14cm です。
このとき、次の問に答えなさい。
(1)図2には3本の対角線が書かれていません。図2に対角線を
正しく書きこみなさい。
(2)図1の展開図の周(太線)の長さから、長方形ABCD の周の
長さを引くと 24cm です。また、図2の展開図の周(太線)の
長さから、図1の展開図の周の長さを引くと 10cm です。
このとき、直方体の体積を求めなさい。
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解答
(1)図1から図2への変形は、下の図3のようにできます。
(2)図1の展開図の周の長さから、長方形ABCD の周の
長さを引くと、下の図4の赤線4本が残ります。これが24cmで、
赤線1本の長さは、24÷4=6cm です。
次に、図1の展開図の周の長さより、図2の展開図の周の長さが
10cm長いので、2つの周の長さを下の図5のように比べると、
赤線の本数は8本と同じですが、
図1では、青線4本、AB(14cm)2本
図2では、青線2本、AB(14cm)4本
となっており、
青線4本+28cm より、青線2本+56cm が10cm長いので、
青線2本=46-28=18cm とわかります。
よって、青線の長さ=9cm です。
ゆえに、直方体の体積は、
14×6×9=756c㎥ です。
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