平面図形の角度 第56問 (フェリス女学院中学 2011年(平成23年度) 入試問題 算数)
問題 (フェリス女学院中学 2011年 入試問題 算数)
難易度★★★★
下の図のように直角三角形ABC と直角三角形CDE が
重なっています。頂点D は辺AB 上にあり、辺AC と辺DE の
交点を点F とすると、点F は辺AC のまん中の点になりました。
また、辺AC は辺BC の2倍の長さで、三角形ABC の面積が
10c㎡ のとき、次の問に答えなさい。
(1)角ア の大きさを求めなさい。
(2)三角形CEF の面積を求めなさい。
(3)辺CD の長さを求めなさい。
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解答
(1)まず、下の図1のように、三角形ADF と三角形CEF が
AF=FC より、合同であることがわかります。
よって、DF=FE 、AD=CE ということがわかります。
次に、下の図2のように、三角形ADF と三角形ABC が相似な
ことと、BC:AC=1:2 より、
AD の長さはDF の長さの2倍であることがわかります。
AD=CE なので、DF の長さの2倍、すなわちDE の長さと
CE の長さが等しい ということがわかります。
よって、三角形CDE は直角二等辺三角形 とわかるので、
角アの大きさは、45度 です。
(2)頂点C から辺AB に垂線を下ろし、交点を点G とすると、
下の図3のように四角形CGDE は正方形となります。
ここで、三角形BCG と三角形CFE もCG=CE より、
合同とわかります。
(1)より、三角形ADF と三角形CEF は合同なので、面積も同じ
です。三角形CEF の面積を①とすると、DF=EF なので、
正方形CGDE の面積=④ となり、三角形ABC の面積は、
三角形BCG + 正方形CGDE =①+④=⑤=10c㎡ です。
ゆえに、三角形CEF の面積 ① =10÷5=2c㎡ です。
(3)CD は、正方形CGDE の対角線で、
正方形CGDE の面積が、8c㎡ なので、
CD × CD ÷2 = 8 より、CD=4cm とわかります。
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