立体図形の切り口 第23問 組み立てて切る (ラ・サール中学 2011年(平成23年度) 入試問題 算数)
問題 (ラ・サール中学 2011年 入試問題 算数)
難易度★★★★
下の図の展開図を組み立ててできる角柱について、次の問に
答えなさい。
(1)この立体の体積を求めなさい。
(2)辺CE のまん中の点をMとして、この立体を3点A,B,Mを
通る平面で切るとき、点Cを含む立体の体積を求めなさい。
なお、角すいの体積は、底面積×高さ÷3 です。
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解答
(1)展開図を組み立ててできるのは、底面を直角三角形とした
高さ 8cmの三角柱で、その体積は、
6×8÷2×8=192c㎥ です。
(2)3点A,B,Mを通る平面は、Mから辺ABと平行に引いた
線上を通り、その線と辺DE の交点を点Nとすると、下の図1の
ような切り口になります。
A,B,M,Nを通る平面とFEの延長との交点をGとすると、
下の図2のようになります。
三角すいG-EMN と三角すいG-ABF は相似比が 1:2
なので、体積比は、1×1×1:2×2×2=1:8 なので、
三角すい台EMN-ABF の体積は、三角すいG-EMNの
8-1=7倍 とわかります。
三角すい台EMN-ABF の体積は、
4×3÷2×8÷3×7=112c㎥ と求められます。
よって、3点A,B,Mを通る平面で三角柱を切るとき、
点Cを含む立体の体積は、
192-112=80c㎥ となります。
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