« 図形の移動 第33問 (共立女子中学 2010年(平成22年度) 入試問題 算数) | トップページ | 図形の移動 第34問 (六甲中学 2010年(平成22年度) 受験問題 算数) »

2011年2月14日 (月)

立体図形の切り口 第23問 組み立てて切る (ラ・サール中学 2011年(平成23年度) 入試問題 算数)

 

問題 (ラ・サール中学 2011年 入試問題 算数) 

     難易度★★★★

 

 下の図の展開図を組み立ててできる角柱について、次の問に

答えなさい。

 Pic_2131q

(1)この立体の体積を求めなさい。

(2)辺CE のまん中の点をMとして、この立体を3点A,B,Mを

   通る平面で切るとき、点Cを含む立体の体積を求めなさい。

   なお、角すいの体積は、底面積×高さ÷3 です。

----------------------------------------------

----------------------------------------------

解答

 (1)展開図を組み立ててできるのは、底面を直角三角形とした

高さ 8cmの三角柱で、その体積は、

 6×8÷2×8=192c㎥ です。

 

 (2)3点A,B,Mを通る平面は、Mから辺ABと平行に引いた

線上を通り、その線と辺DE の交点を点Nとすると、下の図1の

ような切り口になります。

        Pic_2132a_2

  

A,B,M,Nを通る平面とFEの延長との交点をGとすると、

下の図2のようになります。

        Pic_2133a_2

三角すいG-EMN と三角すいG-ABF は相似比が 1:2

なので、体積比は、1×1×1:2×2×2=1:8 なので、

三角すい台EMN-ABF の体積は、三角すいG-EMNの

8-1=7倍 とわかります。

 

三角すい台EMN-ABF の体積は、

 4×3÷2×8÷3×7=112c㎥ と求められます。

 

よって、3点A,B,Mを通る平面で三角柱を切るとき、

点Cを含む立体の体積は、

 192-112=80c㎥ となります。

 

 

 ラ・サール中学の過去問題集は → こちら

 ラ・サール中学の他の問題は → こちら

 

|

« 図形の移動 第33問 (共立女子中学 2010年(平成22年度) 入試問題 算数) | トップページ | 図形の移動 第34問 (六甲中学 2010年(平成22年度) 受験問題 算数) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 立体図形の切り口 第23問 組み立てて切る (ラ・サール中学 2011年(平成23年度) 入試問題 算数):

« 図形の移動 第33問 (共立女子中学 2010年(平成22年度) 入試問題 算数) | トップページ | 図形の移動 第34問 (六甲中学 2010年(平成22年度) 受験問題 算数) »