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2011年1月27日 (木)

立体図形の体積 第28問 (東海中学 2010年(平成22年度) 入試問題 算数)

 

問題 (東海中学 2010年 入試問題 算数) 難易度★★★★

 

 下の図のような底面が台形の四角柱の容器に、仕切り板

EFGH が入っています。

 (ア)の部分に、水面が容器の高さと同じになるまで水を

入れてから、仕切り板EFGH を取り除いたところ、水面の

高さは容器の3分の2になりました。このとき、BFの長さと

FCの長さの比を求めなさい。

 ただし、AE:ED=2:1、AB=20cm、CD=28cm です。

  Pic_2089q

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解答

 図1のように、台形ABCDの左側をP,右側をQとして、

四角柱の体積を考えると、

      Pic_2090a

P×高さ=台形の面積×高さ×2/3 となり、

P×3=台形の面積×2 なので、Pの面積:台形の面積=2:3

ということがわかります。

 すなわち、Pの面積:Qの面積=2:1 です。

 

次に、AE:ED=2:1 なので、実際に数値を当てはめて計算

してみましょう。たとえば、AE=20cm、ED=10cm とすると、

 台形ABCDの面積=(20+28)×30÷2=720c㎡ なので、

 P=480c㎡、Q=240c㎡ となります。 

 

下の図2のようにBE,CE を結ぶと、

      Pic_2091a

三角形ABE の面積=200c㎡

三角形CDE の面積=140c㎡ と求められるので、

三角形BEF の面積=480-200=280c㎡

三角形CEF の面積=240-140=100c㎡ とわかります。

 

よって、BF:FC=三角形BEF の面積:三角形CEF の面積

          =280 : 100 =14:5 とわかります。

 

 

 東海中学の過去問題集は → こちら

 東海中学の他の問題は → こちら

 

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