立体図形の体積 第28問 (東海中学 2010年(平成22年度) 入試問題 算数)
問題 (東海中学 2010年 入試問題 算数) 難易度★★★★
下の図のような底面が台形の四角柱の容器に、仕切り板
EFGH が入っています。
(ア)の部分に、水面が容器の高さと同じになるまで水を
入れてから、仕切り板EFGH を取り除いたところ、水面の
高さは容器の3分の2になりました。このとき、BFの長さと
FCの長さの比を求めなさい。
ただし、AE:ED=2:1、AB=20cm、CD=28cm です。
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解答
図1のように、台形ABCDの左側をP,右側をQとして、
四角柱の体積を考えると、
P×高さ=台形の面積×高さ×2/3 となり、
P×3=台形の面積×2 なので、Pの面積:台形の面積=2:3
ということがわかります。
すなわち、Pの面積:Qの面積=2:1 です。
次に、AE:ED=2:1 なので、実際に数値を当てはめて計算
してみましょう。たとえば、AE=20cm、ED=10cm とすると、
台形ABCDの面積=(20+28)×30÷2=720c㎡ なので、
P=480c㎡、Q=240c㎡ となります。
下の図2のようにBE,CE を結ぶと、
三角形ABE の面積=200c㎡
三角形CDE の面積=140c㎡ と求められるので、
三角形BEF の面積=480-200=280c㎡
三角形CEF の面積=240-140=100c㎡ とわかります。
よって、BF:FC=三角形BEF の面積:三角形CEF の面積
=280 : 100 =14:5 とわかります。
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