立体図形の体積 第27問 (投影図) (横浜共立学園中学 2009年(平成21年度) 入試問題 算数)
問題 (横浜共立学園中学 2009年 入試問題 算数)
難易度★★★
下の図は、1辺の長さが9cmの立方体から、高さ6cmの
円柱の4分の1を切り取ってできた立体を真正面と真上から
見た図です。次の問に答えなさい。
(1)この立体の体積を求めなさい。
(2)この立体の表面積を求めなさい。
(3)この立体を下の底面から□cmのところで、底面に平行な
平面で切断すると、体積がちょうど2等分されます。
□に当てはまる数を答えなさい。小数の場合は小数第2位を
四捨五入しなさい。
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解答
(1)体積は、(立方体の体積) - (円柱の4分の1の体積)
として求めることができ、
9×9×9-6×6×3.14×90/360×6
=729-169.56
=559.44c㎥ です。
(2)表面積は、下の図1の青い2面と、真上から見える面、底面
の4つの面が、1辺9cmの正方形の面積と等しく、
9×9=81c㎡ です。
次に、図1の赤い部分は、円柱の側面積で、
6×2×3.14×90/360×6=56.52c㎡ です。
そして、真正面から見た下の図2の黄色い面が2面あり、
面積は、9×9-6×6=45c㎡ です。
よって、この立体の表面積は、
81×4+45×2+56.52=470.52c㎡ です。
(3)まず、この立体の半分の体積は、(1)より、
559.44÷2=279.72c㎥ です。
下から3cmのところで切断した場合、
下側の直方体の体積は、9×9×3=243c㎥ なので、
半分に達しません。
ゆえに、切断する場所は、下の図3のように円柱部分です。
高さを求めるには、下の図4の緑の面を底面としたときの
高さを求めればよいことになります。
図4の緑の部分の面積は、
9×9-6×6×3.14×90/360
=81-28.26
=52.74c㎡ です。
緑の部分を底面としたとき、体積が 279.72c㎥ になるのは、
279.72÷52.74=5.30・・・≒5.3cm の高さのときです。
立体の底面(正方形)からの高さは、
9-5.3=3.7cm のところとなります。
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