計算問題 第41問 (開成中学 2009年 入試問題 算数)
問題 (開成中学 2009年 入試問題 算数) 難易度★★★☆
A + B + C = 1000 である 3つの整数A,B,C が
あります。B ÷ A を小数第一位まで計算して、その結果の
小数第一位を四捨五入したら 7 になりました。また、C を
B で割ったら、商は 2 で余りは 16 になりました。
このとき、次の問に答えなさい。
(1)B ÷ A を計算したとき、ちょうど小数第一位で割り切れ、
その結果が 6.5 になる場合、A,B,C をそれぞれ
答えなさい。
(2)(1)以外の場合、A,B,C の値の組み合わせとして
考えられるものをすべて答えなさい。
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解答
(1) A+B+C=1000、B÷A=6.5、
C÷B=2あまり16 より、
A=B÷6.5、C=B×2+16 となるので、
B÷6.5+B+B×2+16=1000
ということになり、
B×3+B×2/13=984 → B=984÷41×13=312
A=312÷6.5=48
C=312×2+16=640
と求められます。
(2)A+B+C=1000 という式は、
A+B+B×2+16=1000 すなわち、A+B×3=984 と
表すことが出来ます。
984、B×3 が共に3の倍数なので、Aも3の倍数です。
(1)より、A=48 のとき、B=312 で、B÷A=6.5 です。
B÷A の結果が四捨五入して「7」になるので、
B÷A の結果が、6.5以上7.5未満ということです。
B÷A の結果を6.5より大きくするには、Aを小さく、Bを大きく変化
させればよいことになります。
Aは3の倍数なので、48より小さい3の倍数について、
B÷A の結果が7.5未満となるものまで調べます。
(Aが3減ると、Bは1増える)
上の表のように、B÷A が6.5以上7.5未満となるのは、
A=42、B=314、C=314×2+16=644
A=45、B=313、C=313×2+16=642
の2つの組ということがわかります。
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