数の性質 第57問 (奈良学園中学 2009年(平成21年度) 受験問題 算数)
問題 (奈良学園中学 2009年 受験問題 算数)
難易度★★★★★
【□/△】は、□÷△を計算して小数点以下を切り捨てた数を
表すものとします。
たとえば、【5/3】=1、【12/5】=2、などのようになります。
このとき、次の問に答えなさい。
(1) 【2009/43】、【2009/44】、【2009/45】を計算して求めなさい。
(2) 2009/□ の□に、1から2009までの2009異なる個の
数をあてはめたとき、整数になるものは何個ありますか。
(3) 【2009/□】 の□に、1から2009までの異なる2009個の
数をあてはめたとき、異なる整数は何個できますか。
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解答
(1)それぞれ計算すると、
【2009/43】 : 2009÷43=46.72・・・ より、46
【2009/44】 : 2009÷44=45.65・・・ より、45
【2009/45】 : 2009÷45=44.64・・・ より、44
となります。
(2)1から2009までの整数のうち、2009の約数の数を
調べます。
2009を因数分解すると、
2009=7×287=7×7×41 なので、
2009の約数は、
1、7、41、7×7、7×41、7×7×41 の6個 なので、
2009/□ の□に1から2009までの数をあてはめて整数に
なるのは、6個 です。
(3)かけ算の考え方の問題です。
2009=1×2009 なので、【2009/□】の□に
1を入れると2009で、2009を入れると1です。
2009=2×1004.5 なので、【2009/□】の□に
2を入れると1004で、1004を入れると2です。
2009=3×(2009÷3) なので、【2009/□】の□に
3を入れると669で、669を入れると3です。
このように、1から順に□に数をあてはめていって、
1 → 2009
2 → 1004
3 → 669
4 → ??
・・・・・・・・・・・・・・・
△ → ▲
▲ → △
・・・・・・・・・・・・・・・
1004 → 2
1005 → 1
・・・・・・・・・・・・・・・
2008 → 1
2009 → 1
どこか逆転する(△のとき▲で、次の▲のとき△)ところが
できます。
ここで、(1)より、
□=44のとき、【2009/44】=45
□=45のとき、【2009/45】=44
なので、下の図のように、
44と45のところ数が逆転し、【2009/□】は、
44+44=88個 できることがわかります。
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