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2010年8月 2日 (月)

数の性質 第52問 (青雲中学 2008年(平成20年度) 入試算数問題)

 

問題 (青雲中学 2008年 入試算数問題) 難易度★★★

 

 0,1,2,3,4,5,6,7,8,9 の数字がそれぞれ1つずつ

書かれたカードがたくさんあります。これらを使って、1から始まる

整数を1,2,3,・・・の順に作っていきます。

 たとえば、「10」は「1」と「0」の2枚のカードを、「100」は

「1」と「0」と「0」の3枚のカードを使います。

 このとき、次の問に答なさい。

 

(1)1から500までの整数を作ります。

   (ア)使ったカードは全部で何枚ですか。

   (イ)その中に含まれる「5」のカードは何枚ですか。

(2)1からある数まで作るのに、カードを全部で1926枚

   使いました。最後に作られた数を答えなさい。

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解答

 (1)(ア)1けた、2けた、3けたの数で分けて考えると、

  1けたの数・・・1~9までの9枚

  2けたの数・・・10~99まで、99-9=90個 あるので、

           使うカードは、90×2=180枚

  3けたの数・・・100~500まで、500-99=401個で、

           使うカードは、401×3=1203枚

 

よって、使ったカードは全部で、

 9+180+1203=1392枚 です。

 

 (1)(イ)使われている「5」のカードの枚数を調べますが、

今回は、一の位、十の位、百の位の「5」について分けて考えます。

 

一の位の「5」は、

 05、15、25、・・・、495 まで、49+1=50個 あります。

十の位の「5」は、

 50、51、・・・、59、150、151、・・・、159、250、・・・、459

まで、10×(4+1)=50個 あります。

百の位の「5」は、

 500 の1個だけです。

 

よって、1から500までの数を作るときに使う「5」のカードは、

 50+50+1=101枚 です。

 

 (2) (1)より、1けたの数・・・9枚、2けたの数・・・180枚 の

カードを使うことがわかっています。

 続けて、3けたの数に使われるカードの枚数を調べると、

100~999まで、999-99=900個 の数があるので、

 900×3=2700枚 より、

カードを1926枚目まで使ってできる数は、3けたの整数である

ことがわかります。

 

1けたと2けたの数に使うカードを1926枚からのぞくと、

 1926-(9+180)=1737枚 となります。

残りは3けたの数なので、それぞれ3枚のカードを使うので、

 1737÷3=579個 の3けたの数を作ることができます。

 

よって、100から数えて579番目の数が最後の数に

なるので、1番目・・・100、2番目・・・101、・・・

579番目・・・579+99=678 が最後の数とわかります。 

 

 

 青雲中学の過去問題集は → こちら

 青雲中学の他の問題は → こちら

 

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