数の性質 第52問 (青雲中学 2008年(平成20年度) 入試算数問題)
問題 (青雲中学 2008年 入試算数問題) 難易度★★★
0,1,2,3,4,5,6,7,8,9 の数字がそれぞれ1つずつ
書かれたカードがたくさんあります。これらを使って、1から始まる
整数を1,2,3,・・・の順に作っていきます。
たとえば、「10」は「1」と「0」の2枚のカードを、「100」は
「1」と「0」と「0」の3枚のカードを使います。
このとき、次の問に答なさい。
(1)1から500までの整数を作ります。
(ア)使ったカードは全部で何枚ですか。
(イ)その中に含まれる「5」のカードは何枚ですか。
(2)1からある数まで作るのに、カードを全部で1926枚
使いました。最後に作られた数を答えなさい。
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解答
(1)(ア)1けた、2けた、3けたの数で分けて考えると、
1けたの数・・・1~9までの9枚
2けたの数・・・10~99まで、99-9=90個 あるので、
使うカードは、90×2=180枚
3けたの数・・・100~500まで、500-99=401個で、
使うカードは、401×3=1203枚
よって、使ったカードは全部で、
9+180+1203=1392枚 です。
(1)(イ)使われている「5」のカードの枚数を調べますが、
今回は、一の位、十の位、百の位の「5」について分けて考えます。
一の位の「5」は、
05、15、25、・・・、495 まで、49+1=50個 あります。
十の位の「5」は、
50、51、・・・、59、150、151、・・・、159、250、・・・、459
まで、10×(4+1)=50個 あります。
百の位の「5」は、
500 の1個だけです。
よって、1から500までの数を作るときに使う「5」のカードは、
50+50+1=101枚 です。
(2) (1)より、1けたの数・・・9枚、2けたの数・・・180枚 の
カードを使うことがわかっています。
続けて、3けたの数に使われるカードの枚数を調べると、
100~999まで、999-99=900個 の数があるので、
900×3=2700枚 より、
カードを1926枚目まで使ってできる数は、3けたの整数である
ことがわかります。
1けたと2けたの数に使うカードを1926枚からのぞくと、
1926-(9+180)=1737枚 となります。
残りは3けたの数なので、それぞれ3枚のカードを使うので、
1737÷3=579個 の3けたの数を作ることができます。
よって、100から数えて579番目の数が最後の数に
なるので、1番目・・・100、2番目・・・101、・・・
579番目・・・579+99=678 が最後の数とわかります。
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