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2010年8月17日 (火)

数の性質 第54問 最小公倍数 (久留米大学附設中学 2002年(平成14年度) 入試問題 算数)

 

問題 (久留米大学附設中学 2002年 入試問題 算数) 

     難易度★★★

 

 円周上に何個かの○をならべます。一番上の○をAとして、

次の問に答えなさい。

   Pic_1788q

 (1)円周上に○が10個ならんでいます。Aの○に色をぬって、

    右回りに7番目のBの○に色をぬります。さらにBから右回り

    に7番目のCの○に色をぬり、以下同じことをくり返します。

    色がぬられた○に当たれば終わりとするとき、何個の○に

    色をぬることができるか答えなさい。

 

 (2)円周上に○が14個ならんでいて、Aの○に色をぬって、

    右回りに6番目の○に色をぬっていくことをくり返すとき、

    何個の○に色をぬることができるか答えなさい。

  

 (3)円周上に○が105個ならんでいて、Aの○に色をぬって、

    右回りに14番目の○に色をぬっていくことをくり返すとき、

    何個の○に色をぬることができるか答えなさい。

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解答

 (1)Aの位置を「0」として、下の図のように右回りに数字を

割り当てていくと、

 Pic_1789a

7の倍数の○に色がぬられていくことがわかります。

 、1、2、2、3、4、4、5、6、7、7、・・・

7の倍数の一の位の位置がぬられ、

 0,7,4,1,8,5,2,9,6,3 の

10個の○に色がぬられることがわかります。

 

 (2) (1)より、○の個数と、色をぬる間かくの数の

最小公倍数までにある整数の個数が、色をぬられる○の個数

ということがわかります。

 

(1)では、7と10の最小公倍数は70で、

   70÷7=10個

のように求められます。

 

よって、14個の○を6番目ごとに色をぬると、

 14と6の最小公倍数は、42なので、

 42÷6=7個 の○に色をぬることができることがわかります。

 

 (3) (2)と同様にして、105と14の最小公倍数は、210で、

 210÷14=15個 の○に色をぬることができます。

 

 

 久留米大学附設中学の過去問題集は → こちら

 久留米大学附設中学の他の問題は → こちら

 

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