数の性質 第54問 最小公倍数 (久留米大学附設中学 2002年(平成14年度) 入試問題 算数)
問題 (久留米大学附設中学 2002年 入試問題 算数)
難易度★★★
円周上に何個かの○をならべます。一番上の○をAとして、
次の問に答えなさい。
(1)円周上に○が10個ならんでいます。Aの○に色をぬって、
右回りに7番目のBの○に色をぬります。さらにBから右回り
に7番目のCの○に色をぬり、以下同じことをくり返します。
色がぬられた○に当たれば終わりとするとき、何個の○に
色をぬることができるか答えなさい。
(2)円周上に○が14個ならんでいて、Aの○に色をぬって、
右回りに6番目の○に色をぬっていくことをくり返すとき、
何個の○に色をぬることができるか答えなさい。
(3)円周上に○が105個ならんでいて、Aの○に色をぬって、
右回りに14番目の○に色をぬっていくことをくり返すとき、
何個の○に色をぬることができるか答えなさい。
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解答
(1)Aの位置を「0」として、下の図のように右回りに数字を
割り当てていくと、
7の倍数の○に色がぬられていくことがわかります。
0、7、14、21、28、35、42、49、56、63、70、77、・・・
7の倍数の一の位の位置がぬられ、
0,7,4,1,8,5,2,9,6,3 の
10個の○に色がぬられることがわかります。
(2) (1)より、○の個数と、色をぬる間かくの数の
最小公倍数までにある整数の個数が、色をぬられる○の個数
ということがわかります。
(1)では、7と10の最小公倍数は70で、
70÷7=10個
のように求められます。
よって、14個の○を6番目ごとに色をぬると、
14と6の最小公倍数は、42なので、
42÷6=7個 の○に色をぬることができることがわかります。
(3) (2)と同様にして、105と14の最小公倍数は、210で、
210÷14=15個 の○に色をぬることができます。
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