論理 第5問 当選確実 (南山中学 2006年、鎌倉女学院中学 2009年 受験問題 算数)
問題 (南山中学 2006年、鎌倉女学院中学 2009年
受験問題 算数) 難易度★★★★★
(1)N中学校の全校生徒数は200人です。いま、学校の代表
3人を選ぶ選挙を行うことになり、A~Gの7人が立候補しました。
下の表は、170票まで開票したときの得票数です。
Dはあと何票獲得すれば当選確実になりますか。なお、この選挙は
1人1票投票するものとし、無効な票はないものとします。
(南山中学 2006年)
(2)A,B,C,Dの4人でカルタ取りをしています。札は全部で
50枚あり、Aは12枚、Bは7枚、Cは6枚、Dは3枚取っています。
Aが確実に勝つには、あと何枚取ればよいですか。
(鎌倉女学院中学 2009年)
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解答
(1)170票まで開票されているので、残りの票は 30票です。
200人で3人を選ぶので、200÷3=66.67票あれば確実・・・
ではなく、それは「当選」ですし、Dは67-25=41票を
得ることは不可能です。
開票が始まる前ならば、200÷7=28.57・・・なので、
29票取れれば当選確実、と言えたかもしれませんが、
170票の開票が終わった時点では、話が違ってきます。
170票の開票が終わった時点での、当選確実な票数を
求めなければなりません。
また、Dは現在4位なので、残り30票を使って、3位以内に
ならなければなりません。
グラフでイメージすると、下の図1のようになります。
(42+35+29+25+30)÷4=161÷4=40.25 で、
Aはすでに42票あるので、当選確実ということがわかります。
なので、残りのB,C,Dの3人の争いで考えます。
図1からAを除いたグラフでイメージすると、図2のようになります。
(35+29+45+30)÷3=119÷3=39.66・・ なので、
40票になれば「当選確実」と言うことができるでしょう。
よって、Dは 40-25=15票獲得すればよいことになります。
(2)50枚のうち、Aが12枚、Bが7枚、Cが6枚、Dが3枚
取っているので、残りは50-(12+7+6+3)=22枚 です。
現時点で2位のBと、22枚を取り合って、Aが多くなればよいので、
(12+7+22)÷2=41÷2=20.5 なので、
Aは21枚になればよく、21-12=9枚 取れば確実に勝ちに
なります。
南山中学の他の問題は → こちら
鎌倉女学院中学の他の問題は → こちら
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コメント
15だと3位になれない
17のミス?
投稿: | 2023年3月30日 (木) 10時15分
15で大丈夫です。失礼しました
投稿: | 2023年3月30日 (木) 10時32分