立体図形の体積 第9問 (湘南白百合学園中学 2002年(平成14年度) 入試問題 算数)
問題 (湘南白百合学園中学 2002年 入試問題 算数)
難易度★★★
図1のような、直角をはさむ2辺の長さが10cmの直角二等辺
三角形を底面とする、高さ25cmの三角柱の容器があります。
(1)図1のとき、高さ16cmまで水を入れました。次に容器を
図2のように四角形BCFEを底面として置くと、水面までの
高さBPの長さを求めなさい。
(2)図1のとき、高さ20cmまで水を入れました。次に容器を
辺DE を床につけて図3のように傾け、水面が頂点Bを
通るようにして置いたとき、FQの長さを求めなさい。
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解答
(1)容器に高さ16cmまで水が入っているとき、水が入っていない
部分の体積は、下の図4の青い部分の体積と等しくなります。
この部分の体積=10×10÷2×(25-16)=450c㎥ です。
青い部分の体積は、三角形ABCが直角二等辺三角形なので、
AP=PR となり、AP×AP÷2×25=450 という式ができ、
AP×AP=36 なので、AP=6cm とわかります。
よって、BPの長さ=10-6=4cm です。
(2)容器に高さ20cmまで水が入っているとき、水が入って
いない部分の体積は、図5の青い部分の体積と等しくなります。
辺DEを床につけているので、水面は辺ABと、点Qを通ります。
この部分の体積は、10×10÷2×(25-20)=250c㎥ です。
青い部分は、底面が三角形ABC、高さがCQの三角すいなので、
体積は、10×10÷2×CQ÷3=250 となります。
よって、CQ=15cm となるので、FQの長さ=25-15=10cm
と求めることができます。
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