規則性の問題 数の並び 第14問 フィボナッチ数列 (渋谷教育学園幕張中学 2008年(平成20年度) 入試問題 算数)
問題 (渋谷教育学園幕張中学 2008年 入試問題 算数)
難易度★★
次のような規則に従って整数を並べていきます。
●1番目、2番目の数をともに1とし、3番目以降は、その直前の
2つの数を足した数とします。
たとえば、最初のいくつかの数を並べると次のようになります。
1,1,2,3,5,8,13,・・・・
このとき、次の問に答えなさい。
(1)15番目の数を3で割ったときのあまりはいくつですか。
(2)2007番目の数を3で割ったときのあまりはいくつですか。
(3)5番目から2008番目までの数のうち、3で割るとあまりが1に
なるものはいくつありますか。
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解答 フィボナッチ数列と呼ばれるものです。
(1)順に数えると、15番目は、
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377,610
15番目は610で、3で割るとあまりは1です。
(2)2007番目まで書くのは不可能なので、規則性を見つけます。
(1)で調べた整数を3で割ったときのあまりを、1番目から書くと、
1,1,2,0,2,2,1,0,1,1,2,0,2,2,1,・・・
となり、1,1,2,0,2,2,1,0 がくり返されることがわかります。
8個のくり返しなので、2007÷8=250あまり7 より、
2007番目の数を3で割ったときのあまりは、7番目の1となります。
(3)8個のくり返しの中に、3で割ると1あまるものは3個あります。
さらに、5番目からということに注意すると、5番目から2008番目
までの数のうち、3で割るとあまりが1になるものは、
(2008÷8の商)×3-2=751個 となります。
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