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2009年12月27日 (日)

規則性の問題 数の並び 第14問 フィボナッチ数列 (渋谷教育学園幕張中学 2008年(平成20年度) 入試問題 算数)

 

問題 (渋谷教育学園幕張中学 2008年 入試問題 算数)

     難易度★★

    

次のような規則に従って整数を並べていきます。

 

 ●1番目、2番目の数をともに1とし、3番目以降は、その直前の

   2つの数を足した数とします。

 

 たとえば、最初のいくつかの数を並べると次のようになります。

   1,1,2,3,5,8,13,・・・・

 

 このとき、次の問に答えなさい。

 

 (1)15番目の数を3で割ったときのあまりはいくつですか。

 (2)2007番目の数を3で割ったときのあまりはいくつですか。

 (3)5番目から2008番目までの数のうち、3で割るとあまりが1に

    なるものはいくつありますか。

----------------------------------------------

----------------------------------------------

解答  フィボナッチ数列と呼ばれるものです。

 (1)順に数えると、15番目は、

1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377,610

15番目は610で、3で割るとあまりは1です。

 

 (2)2007番目まで書くのは不可能なので、規則性を見つけます。

(1)で調べた整数を3で割ったときのあまりを、1番目から書くと、

1,1,2,0,2,2,1,0,1,1,2,0,2,2,1,・・・

となり、1,1,2,0,2,2,1,0 がくり返されることがわかります。

8個のくり返しなので、2007÷8=250あまり7 より、

2007番目の数を3で割ったときのあまりは、7番目のとなります。

 

 (3)8個のくり返しの中に、3で割ると1あまるものは3個あります。

さらに、5番目からということに注意すると、5番目から2008番目

までの数のうち、3で割るとあまりが1になるものは、

(2008÷8の商)×3-2=751個 となります。

 

 

 渋谷教育学園幕張中学の過去問題集は → こちら

 渋谷教育学園幕張中学の他の問題は → こちら

 

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