数の性質 第23問 (豊島岡女子学園中学 2008年(平成20年度) 入試算数問題)
問題 (豊島岡女子学園中学 2008年 入試算数問題)
難易度★★★
4けたの整数について、千の位と百の位、百の位と十の位、
十の位と一の位、それぞれの数字をかけて、できる整数の
一の位を表します。さらに、その3つの整数を左から順番に
かけて、再び一の位だけ書きます。最後にできた2つの整数を
かけて、できる整数の一の位だけ書きます。
例えば、1234という整数に対しては、下の例のようになります。
問題の図のようになるとき、最初の4けたの整数のうち、
最も大きいものを答えなさい。
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解答
空欄の数字をA~Fとすると下図のようになります。
ここで、3段目の「5」に注目します。一の位が5になるには、
5×奇数の形になりますので、D、Eのどちらかには「5」が入ります。
Eが「5」の場合、Bが「5」になります。
しかし、Bが「5」のとき、B×Cの結果の一の位が「6」にはならない
ですので、Eが「5」ではありません。よって、Dが「5」です。
Dが「5」のとき、Aが「5」になり、Eは奇数です。
Fは偶数ですが、E×6=F なので、FはEが何であれ
偶数になります。
3×Bの一の位が奇数になる、最も大きいBは「9」です。
B(9)×Cの一の位が6になるのは、Cは「4」 となり、
最も大きい4けたの整数は、「5394」となります。
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