平面図形の面積 第57問 (麻布中学 2007年(平成19年度) 算数入試問題)
問題 (麻布中学 2007年 算数入試問題) 難易度★★★★
図の線は、平面を同じ大きさの正三角形でしきつめたものです。
図1の正三角形の面積を1c㎡とするとき、次の問に答えなさい。
(1)図2の正三角形の面積を求めなさい。
(2)線の交点を頂点とするような、面積が13c㎡の正三角形を1つ
図4の上に描きなさい。
(3)図3のような、面積がそれぞれ3c㎡、7c㎡、13c㎡の正三角形
で囲まれた三角形ABCを、図4の上に描きなさい。ただし、
頂点A,B,Cは線の交点になるようにします。頂点A,B,Cの
記号も書きなさい。
(4)三角形ABCの面積を求めなさい。
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解答
(1)図2の正三角形の1辺は、図5のように、4つの1c㎡の
正三角形からなる平行四辺形の対角線になっています。
よって、この正三角形は、中央の1c㎡の正三角形と、
4÷2=2c㎡の三角形が3個集まったものなので、
その面積は、
1+2×3=7c㎡
となります。
(2)図6のような正三角形は、面積が13c㎡となります。
6個の正三角形から成る平行四辺形の対角線を1辺とする
正三角形は、中央に4つの正三角形と、6÷2=3c㎡の三角形3個
でできているので、面積は
4+3×3=13c㎡
です。
(3)13c㎡の正三角形は(2)で描いたので、そこに図を加えて
いきます。まず、(1)で7c㎡のものがわかっているので、それを
描くと、図7のようになります。
さらに3c㎡の正三角形を加えると描き上げることができます。
(4)三角形ABCは、図8のように分けて面積を求めることができ、
緑の部分は同じ面積になるので、辺ACは正三角形6個から成る
平行四辺形の対角線になり、辺ABは正三角形2個から成る
平行四辺形の対角線となり、中央に1つの正三角形が残ります。
よって、三角形ABCの面積は、
6÷2+2÷2+1=5c㎡
となります。
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