« 規則性の問題 n進法 第1問  (浅野中学 2005年 受験算数問題)  | トップページ | 規則性の問題 n進法 第2問 (大阪桐蔭中学 2008年 算数入試問題) »

2009年9月30日 (水)

平面図形の面積 第54問 (市川中学 2009年(平成21年度) 入試算数問題)

問題 (市川中学 2009年 入試算数問題) 難易度★★★

 

図のように正方形ABCDがあり、辺ABを半径とする扇形と

BCを直径とする半円を正方形の中に描いた。扇形と半円の

交点を点P、BCのまん中の点をMとしたとき、次の問に答えなさい。

          Pic_0476

 (1)角APMの大きさを求めなさい。 

 (2)BP=4cmのとき、正方形ABCDの面積を求めなさい。

----------------------------------------------

----------------------------------------------

解答

 (1)AB=AP、BM=MPより、三角形ABMと三角形APMは

3辺の長さが等しいので、合同な三角形だとわかります。

          Pic_0477

よって、角APM=角ABM=90度 となります。

 

 (2)三角形ABP、三角形BMPは二等辺三角形で、AMとBPの

交点を点Qとすると、AQ,MQはA,MからBPへの垂直二等分線

なので、角AQB=角BQM=角MQP=角PQA=90度 となり、

          Pic_0478

 角BAQ=角MBQ=角MPQ=角PAQ

 角ABQ=角APQ=角BMQ=角PMQ 

となり、

三角形ABQ,三角形BMQ,三角形ABMはそれぞれ相似で、

 AB:BM=BQ:QM=AQ:QB=2:1、BQ=2cm

より、

 AQ=4cm、QM=1cm で、角BQM=90度なので

三角形ABMの面積=(4cm+1cm)×2cm÷2=5c㎡

正方形ABCDの面積=三角形ABMの面積×4=20c㎡

です。

 

 

 市川中学の過去問題集は → こちら

 市川中学の他の問題は → こちら

 

|

« 規則性の問題 n進法 第1問  (浅野中学 2005年 受験算数問題)  | トップページ | 規則性の問題 n進法 第2問 (大阪桐蔭中学 2008年 算数入試問題) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 平面図形の面積 第54問 (市川中学 2009年(平成21年度) 入試算数問題):

« 規則性の問題 n進法 第1問  (浅野中学 2005年 受験算数問題)  | トップページ | 規則性の問題 n進法 第2問 (大阪桐蔭中学 2008年 算数入試問題) »