平面図形の面積 第54問 (市川中学 2009年(平成21年度) 入試算数問題)
問題 (市川中学 2009年 入試算数問題) 難易度★★★
図のように正方形ABCDがあり、辺ABを半径とする扇形と
BCを直径とする半円を正方形の中に描いた。扇形と半円の
交点を点P、BCのまん中の点をMとしたとき、次の問に答えなさい。
(1)角APMの大きさを求めなさい。
(2)BP=4cmのとき、正方形ABCDの面積を求めなさい。
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解答
(1)AB=AP、BM=MPより、三角形ABMと三角形APMは
3辺の長さが等しいので、合同な三角形だとわかります。
よって、角APM=角ABM=90度 となります。
(2)三角形ABP、三角形BMPは二等辺三角形で、AMとBPの
交点を点Qとすると、AQ,MQはA,MからBPへの垂直二等分線
なので、角AQB=角BQM=角MQP=角PQA=90度 となり、
角BAQ=角MBQ=角MPQ=角PAQ
角ABQ=角APQ=角BMQ=角PMQ
となり、
三角形ABQ,三角形BMQ,三角形ABMはそれぞれ相似で、
AB:BM=BQ:QM=AQ:QB=2:1、BQ=2cm
より、
AQ=4cm、QM=1cm で、角BQM=90度なので
三角形ABMの面積=(4cm+1cm)×2cm÷2=5c㎡
正方形ABCDの面積=三角形ABMの面積×4=20c㎡
です。
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