平面図形の長さ 第6問 (開智中学 2005年(平成17年度) 受験問題 算数)
問題 (開智中学 2005年 受験問題 算数)
難易度★★★★
半径4cmの半円と正方形ABCDがあり、
頂点B、Cは半円の直径上、頂点A,Cは
半円の円周上にあります。下図のようにODに
垂直な線AHを引いたとき、次の問に答えなさい。
(1)AHの長さを求めなさい。
(2)正方形ABCDの面積を求めなさい。
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解答
(1)下の図1のように、直角を利用して
図の中に相似な三角形を見つけます。
AHを延ばして、CDとの交点を点 I とすると、
三角形ADH、三角形DIH、三角形DOC、
三角形AID の4つの三角形は相似で、三角形
AIDと三角形DOCは合同です。
次に、三角形AODが二等辺三角形なので、
角OAD=角ODAで、下の図2のように、
角OAB=角ODC、AB=CD、OA=OD から、
三角形OABと三角形ODCは合同とわかり、
OB=OC となります。
OB=OCなので、点Oは正方形の辺BCを
二等分していて、三角形ODCにおいて、
OC:CD=1:2 という直角三角形ということが
わかりますので、図1にあてはめると、下の図3のように
HI=①とすると
HI:HD=①:②、HD:HA=②:④
となります。
三角形AIDと三角形DOCが合同なので、
AI=OD=4cmより、
AH=4÷5×4=3.2cm
と求められます。
(2)正方形ABCDの面積は、
三角形AODの面積が正方形の半分に等しいことから、
OD×AH÷2×2=4×3.2=12.8c㎡
です。
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