場合の数 第5問 (慶応義塾中等部 1999年 算数入試問題)
問題 (慶応義塾中等部 1999年 算数入試問題)
難易度★★★★
あるビルのエレベーターは、各階間の移動に6秒、
ある階に止まる停止時間は12秒と決まっています。
このエレベータにA君が6階から乗り、11階で降ります。
(1) エレベーターが6階の乗り降りを終えて扉が閉まってから
11階の乗り降りが終わるまでの、扉の開閉の仕方は何通り
あるか答えなさい。ただし、途中でエレベーターが下がることは
ありません。
(2)(1)のすべての場合の合計時間を答えなさい。
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解答
(1)7,8,9,10階で扉が「開く」、「開かない」の2通りあるので
2×2×2×2=16通りあります。
(2)まず、16通りすべてが6階から11階まで移動するので、
その時間は6秒×5階×16通り=480秒 です。
ほかに、各階に止まるときの時間を求めます。
7階に止まるのは何通りかというと、
8,9,10階で扉が「開く」、「開かない」の2通りの、
2×2×2=8通りあり、7階に止まる8通りでかかる時間は
12×8=96秒 です。
次に8階に止まるのは何通りかというと、
7,9,10回で扉が「開く」、「開かない」の2通りの、
2×2×2=8通りあり、7階の場合と同じで96秒です。
9,10階で止まるときも、同様に96秒 なので、
96×4=384秒 です。
さらに、どのパターンでも11階で乗り降りの時間が
かかり、12秒×16通り=192秒 です。
よって、合計すると、480+384+192=1056秒
=17分36秒 となります。
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