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2009年7月28日 (火)

場合の数 第5問 (慶応義塾中等部 1999年 算数入試問題)

問題 (慶応義塾中等部 1999年 算数入試問題) 

     難易度★★★★

 

 あるビルのエレベーターは、各階間の移動に6秒、

ある階に止まる停止時間は12秒と決まっています。 

このエレベータにA君が6階から乗り、11階で降ります。

 

 (1) エレベーターが6階の乗り降りを終えて扉が閉まってから

11階の乗り降りが終わるまでの、扉の開閉の仕方は何通り

あるか答えなさい。ただし、途中でエレベーターが下がることは

ありません。

 

(2)(1)のすべての場合の合計時間を答えなさい。

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解答 

 (1)7,8,9,10階で扉が「開く」、「開かない」の2通りあるので

2×2×2×2=16通りあります。

 

 (2)まず、16通りすべてが6階から11階まで移動するので、

その時間は6秒×5階×16通り=480秒 です。 

 

 ほかに、各階に止まるときの時間を求めます。

 

7階に止まるのは何通りかというと、

8,9,10階で扉が「開く」、「開かない」の2通りの、

2×2×2=8通りあり、7階に止まる8通りでかかる時間は

12×8=96秒 です。

 

次に8階に止まるのは何通りかというと、

7,9,10回で扉が「開く」、「開かない」の2通りの、

2×2×2=8通りあり、7階の場合と同じで96秒です。

9,10階で止まるときも、同様に96秒 なので、

96×4=384秒 です。

さらに、どのパターンでも11階で乗り降りの時間が

かかり、12秒×16通り=192秒 です。

 

よって、合計すると、480+384+192=1056秒

17分36秒 となります。

          

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