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2009年7月18日 (土)

文章題 第6問 (海城中学 2008年(平成20年度) 受験算数問題 改題)

 

問題 (海城中学 2008年 改題) 難易度★★★★

 同じ量の牧草が生えている牧草地がいくつもある放牧地があり、

ここにA,B、ふたつの羊の群れを放します。この羊は1日に

決まった量の牧草しか食べません。 

 

Aの群れには羊が4頭いて、13日目に次の牧草地に移動しました。

Bの群れには羊が7頭いて、7日目に次の牧草地に移動しました。

  

なお、食べられた牧草地には、新たに草は生えず、羊は牧草地の

草がその日ちょうどなくなった場合には、その日は移動せず、

次の日の最初に新しい牧草地に移動するものとします。

   

(1)A,Bの群れが次に牧草地に移動するのは、それぞれ最初から

何日目になるか答えなさい。

(2)A,Bの群れが初めて、同じ日に新しい牧草地へ移動するのは

最初から数えて何日目になるか答えなさい。

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解答

 (1)羊1頭が1日に食べる草の量を1とします。

Aの群れは4頭で、13日目に移動しているので、

Aの群れが食べた牧草の量は、4×12=48から、

4×13=52ですが、52では14日目の移動になるので、

牧草の量は48から51の間になります。

 

次に、Bの群れは7頭で、7日目に移動しているので、

Bの群れが食べた牧草の量は7×6=42 から、

7×7-1=48 となります。

 

A,Bの群れの行動から、この牧草地の牧草の量は

48であることがわかります。

 

次に移動するのは、48×2=96の牧草を羊たちが食べたときで、

Aの群れは96÷4=24日でちょうど食べ終わるので、25日目に

移動します。

Bの群れは96÷7=13あまり5なので、14日目に移動します。

  

(2)Aの群れが牧草地の草を食べるペースは、48÷4=12日ごと

です。Bの群れが牧草地の草を食べるペースは、48÷7=48/7日

ごとです。12と48/7の最小公倍数を求めればよいですね。すると

それは48です。よって、48日目に同時に草を食べ終わるので、

49日目に同時に新しい牧草地へ移動します。

 

 

 海城中学の過去問題集は → こちら

 海城中学の他の問題は → こちら

 

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