文章題 第6問 (海城中学 2008年(平成20年度) 受験算数問題 改題)
問題 (海城中学 2008年 改題) 難易度★★★★
同じ量の牧草が生えている牧草地がいくつもある放牧地があり、
ここにA,B、ふたつの羊の群れを放します。この羊は1日に
決まった量の牧草しか食べません。
Aの群れには羊が4頭いて、13日目に次の牧草地に移動しました。
Bの群れには羊が7頭いて、7日目に次の牧草地に移動しました。
なお、食べられた牧草地には、新たに草は生えず、羊は牧草地の
草がその日ちょうどなくなった場合には、その日は移動せず、
次の日の最初に新しい牧草地に移動するものとします。
(1)A,Bの群れが次に牧草地に移動するのは、それぞれ最初から
何日目になるか答えなさい。
(2)A,Bの群れが初めて、同じ日に新しい牧草地へ移動するのは
最初から数えて何日目になるか答えなさい。
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解答
(1)羊1頭が1日に食べる草の量を1とします。
Aの群れは4頭で、13日目に移動しているので、
Aの群れが食べた牧草の量は、4×12=48から、
4×13=52ですが、52では14日目の移動になるので、
牧草の量は48から51の間になります。
次に、Bの群れは7頭で、7日目に移動しているので、
Bの群れが食べた牧草の量は7×6=42 から、
7×7-1=48 となります。
A,Bの群れの行動から、この牧草地の牧草の量は
48であることがわかります。
次に移動するのは、48×2=96の牧草を羊たちが食べたときで、
Aの群れは96÷4=24日でちょうど食べ終わるので、25日目に
移動します。
Bの群れは96÷7=13あまり5なので、14日目に移動します。
(2)Aの群れが牧草地の草を食べるペースは、48÷4=12日ごと
です。Bの群れが牧草地の草を食べるペースは、48÷7=48/7日
ごとです。12と48/7の最小公倍数を求めればよいですね。すると
それは48です。よって、48日目に同時に草を食べ終わるので、
49日目に同時に新しい牧草地へ移動します。
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