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2009年7月 6日 (月)

平面図形の面積 第22問 (巣鴨中学 2006年(平成18年度) 受験算数問題 改題)

問題 (巣鴨中学 2006年 改題) 難易度★★★

 図のように直角三角形ABCがあって、BCの真ん中に

点Dをとると、AC=BD=DCとなり、ADの長さが6cmと

なりました。このとき次の問いに答えなさい。  

Pic_0098

(1)三角形ABCの面積を求めなさい。

(2)三角形ABCを2つ、ADが重なるように重ねるとき、

  図の色の付いた部分の面積を求めなさい。

Pic_0099

(3)三角形ABCを2つ、BDが重なるように重ねると、

  図の色の付いた部分の面積を求めなさい。

Pic_0101

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解答

 (1)三角形ABCは、三角形ABDと三角形ACDから成っています。

BD=DC、高さACが共通なので、ふたつの三角形の面積は

等しいことがわかります。

 

長さはAD=6cmしかわかっていませんが、

三角形ACDは直角二等辺三角形で、正方形の半分です。

すなわち、ADは正方形の対角線に等しく、

三角形ABCの面積は、AC,DCを辺とする正方形の面積と

等しいこととなり、6×6÷2=18c㎡ となります。

  

(2)下図のように点B'、Eを定めると

Pic_0102

三角形ACDと三角形BCB’は相似で、相似比は1:2ですので、

三角形ACDと三角形BCB’の面積比は1×1:2×2=1:4です。

三角形ADEの面積を①とすると、AD:BB’=1:2なので、

面積比は下図のようになります。

Pic_0103

三角形ACDの面積=18÷2=9c㎡なので、

三角形ADEの面積=9÷3=3c㎡ と求められます。

 

(3)交点F、FからBCへの垂線を下ろしたところをGとすると

Pic_0104

図の対称性から、BF=DFなので、三角形BDFは

二等辺三角形で、三角形BGFと三角形DGFは合同です。

よってBG=GDで、BD=DCなので、BG:BC=1:4です。

 

三角形BGFと三角形BCAは相似で、相似比が1:4

なので、その面積比は1×1:4×4=1:16です。

よって三角形BFDと三角形ABCの面積比は2:16=1:8です。

三角形ABCの面積=18c㎡なので、三角形BFDの面積は

18÷8=2.25c㎡ となります。

  

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