平面図形の面積 第22問 (巣鴨中学 2006年(平成18年度) 受験算数問題 改題)
問題 (巣鴨中学 2006年 改題) 難易度★★★
図のように直角三角形ABCがあって、BCの真ん中に
点Dをとると、AC=BD=DCとなり、ADの長さが6cmと
なりました。このとき次の問いに答えなさい。
(1)三角形ABCの面積を求めなさい。
(2)三角形ABCを2つ、ADが重なるように重ねるとき、
図の色の付いた部分の面積を求めなさい。
(3)三角形ABCを2つ、BDが重なるように重ねると、
図の色の付いた部分の面積を求めなさい。
-------------------------------------------------
解答
(1)三角形ABCは、三角形ABDと三角形ACDから成っています。
BD=DC、高さACが共通なので、ふたつの三角形の面積は
等しいことがわかります。
長さはAD=6cmしかわかっていませんが、
三角形ACDは直角二等辺三角形で、正方形の半分です。
すなわち、ADは正方形の対角線に等しく、
三角形ABCの面積は、AC,DCを辺とする正方形の面積と
等しいこととなり、6×6÷2=18c㎡ となります。
(2)下図のように点B'、Eを定めると
三角形ACDと三角形BCB’は相似で、相似比は1:2ですので、
三角形ACDと三角形BCB’の面積比は1×1:2×2=1:4です。
三角形ADEの面積を①とすると、AD:BB’=1:2なので、
面積比は下図のようになります。
三角形ACDの面積=18÷2=9c㎡なので、
三角形ADEの面積=9÷3=3c㎡ と求められます。
(3)交点F、FからBCへの垂線を下ろしたところをGとすると
図の対称性から、BF=DFなので、三角形BDFは
二等辺三角形で、三角形BGFと三角形DGFは合同です。
よってBG=GDで、BD=DCなので、BG:BC=1:4です。
三角形BGFと三角形BCAは相似で、相似比が1:4
なので、その面積比は1×1:4×4=1:16です。
よって三角形BFDと三角形ABCの面積比は2:16=1:8です。
三角形ABCの面積=18c㎡なので、三角形BFDの面積は
18÷8=2.25c㎡ となります。
←参考になりましたら、応援お願いします
にほんブログ村 ランキング参加中です。
| 固定リンク
コメント