平面図形の面積 第12問 (豊島岡女子学園中学 2009年(平成21年度) 算数受験問題)
問題 (豊島岡女子学園中学 2009年 算数受験問題)
難易度★★★
下図は、12cmの直線ABを直径とした半円と、
ABを斜辺とした直角二等辺三角形を描いたものです。
半円の円周上の真ん中の点をC、AEの真ん中の点をD、
直角二等辺三角形の頂点をEとして、CDの直線を
描いたとき、図の黄色い部分の面積を求めなさい。
円周率は3.14とします。
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解答
CからABに垂線を引いて、ABとの交点をOとすると
Cは円周を2等分する点なので、AO=OBとなり、
OはABの真ん中の点ということになります。
さらに、COを伸ばすと、三角形ABEが二等辺三角形
なので、COはEと交わります。
さて、CDとABの交点をPとすると、
黄色い部分の面積を求めるには、扇形OACから
三角形OPCを除けば求められますね。
三角形OPCの面積を求めるには、POを求めなければなりません。
三角形OPCと相似な三角形と作るために、DからOEに垂線を
おろしましょう。
交点をQとすると、三角形CPOと三角形CDQは相似です。
DQを求めればOPが求められそうですね。
DQを求めましょう。三角形DQEと三角形AOEは相似です。
DがAEの真ん中なので、相似比は1:2ということがわかります。
AO=12÷2=6cmなので、 DQ=6÷2=3cmですね。
次に三角形CPOと三角形CDQの相似比を求めましょう。
COは半円の半径なので6cmです。OQ=OE-QEです。
三角形DQEと三角形AOEと三角形ABEは、すべて相似で
直角二等辺三角形ということに気づきましょう。すると、
DQ=QE=3cm、OE=OA=6cmです。
なので、OQ=6-3=3cmとなります。
よって、三角形CPQと三角形CDQの相似比は、
6:6+3=6:9=2:3です。
よって、PO=2cmということがわかります。
あとは計算するだけですね。
求める部分の面積は、
6×6×3.14×90/360-2×6÷2
=28.26ー6=22.26c㎡ となります。
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