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2009年6月 2日 (火)

平面図形の面積 第4問 (灘中学 算数受験問題 1997年(平成9年度))

問題 (灘中学 算数受験問題 1997年) 難易度★★★

下図の直角二等辺三角形の3つの頂点を中心とし、

半径2cmの円を描きます。この3つの円すべてに 

共通する部分の面積を小数第2位まで求めなさい。

ただし、1辺の長さが2cmの正三角形の面積は

1.73c㎡、円周率は3.14とします。  

          Photo_3

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解答

 直角二等辺三角形の各頂点を中心として円を描くと、

下図のようになります。

   Photo_7

図の黄色い部分が求める部分となります。

円周AC上のそれぞれの円との交点P,Qをとると、

求める部分は3つの部分から成り立っていることが

わかります。

          Photo_8

AQ,PCを線で結ぶと、 三角形ABQ,BCPは正三角形です。

Photo_10

これを利用して黄色い部分の面積を求めると、以下図のようになり、

Photo_13

求める部分の面積は、

(2×2×3.14×60/360-1.73)×2

   +2×2×3.14×30/360

=5/3×3.14-3.46=5.233-3.46

1.77 c㎡ となります。

  

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